「じいさーーーん、これでいいかぁーーー」
「おおともよ。航海中に試験してうまくゆけばこの術式を全帆布に敷くのじゃ、さすれば潮風を受けた帆が塩を分け柱の根元に真水が流れて来よう」
「海の水を蒸留すればよくないか?」
「蒸留には熱がいる。その熱を作らずとも天水に頼らず常時真水を確保する技術が出来るならば、燃料がなくとも航海出来よう。それにこの船では船内耕作の実験も行われておる、そちらでも真水が使い放題ならば実験も滞りなく進むじゃろうて」
シルバーセイルの帆布に魔術式を施し、常に真水を得られるようにしようという実験です。塩も分離するので金属部品の腐食を防ぐためという側面もあり、また現在シルバーセイルで行われている実験【illust/79028816】で使うための大量の水を確保するためでもあります。
お借りしました!
リーチェ技師【illust/78954557】
ケーグレス技師【illust/79026352】
クレパステラさん【illust/78953200】
ベヌファスの魔法陣【illust/78990027】
兜海老卿【illust/79005288】
※不都合ありましたらスルーパラレル
問題ありましたらご一報願います
2020-01-26 09:44:25 +0000