メイドインアビス数件の考察と53話考察っぽい何か1

みドりの海豚/AI利用禁止

ネタバレ含むので最新話読んだ方と考察好きな方は下の続きも読んで「ここはこうじゃないか?」とか「私はこう思う」など情報いただきたいです
いったん自分でもまとめておかないとと思い書く物ですので御理解の上変に情報を得ると作品を楽しめ無くなる方やまだ原作よん出ない方は決して続きを見ないでください
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
53話考察と感想
レグの火葬砲であけられた穴、そこには「ハク」の字が描かれた皮のようなものがありました
最高の価値のシンボルを価値そのものであるイルぶるの内側から貫き消滅させる、価値の否定ともとれる演出で空けられた穴から登場する末の娘ファプタ、彼女が生まれ持った怒り(呪い)を奴らに向けて解き放つ

ファプタにはイルミューイから継いだ願いがあるようですが彼女自身「知るは奴らへの怒りだけ」といっているので願いの部分が呪い(怒り)に覆われて出てこれないでいるのだと考えています
呪いに囚われている間はファプタだけの願いを見つけることもできない状態、つまり親に依存し世界の多くが親基準の乳飲み子に等しいとも考えられることから、今のファプタを極端に言うと産まれていない状況なのだと思います

53話はファプタ自身が呪い(臍の緒)を絶ち母の願い(愛)を受け取り個として産まれる為の禊ぎの幕開けなのではないかと感じました
出産(憧れ)の痛み(対価)は村人達の流す血肉と轟く享楽の断末魔!次の話がどれほどの悲劇となるか!恐ろしすぎて楽しみですw
そして歴代でも最高のナナチ&ミーティが見れる53話でした

※アビスの重要キャラに共通する事柄 「母への羨望」と「痛みを対価に得る憧れの先」「価値」「命」

「母」について
【リコ】にとって憧れの白笛であり今もアビスの底で待つはずの伝説のような存在の母への思い。

【ヴエコ】のイルミューイに対して抱いた暖かい母性は光と見まごうばかりの温かな闇、血を分けた子を授かることのできない自身と似た幼子が向けてくれる愛が子を成せる母達との違いを彼女に痛いほど分からせた、その痛みは二人にとって特別な絆として命に刻まれた願いともなる

【イルミューイ】の尊敬し自身もまたそうなりたいと願った偉大な母は子を成せない娘を捨てた、そんな彼女が見染め寄る辺とした存在もまた捨てられた者だった
救いがあったわけではない、でも望み願った、捨てられたくないと家族を得て子を得たいと、母になりたいと

【ファプタ】唯一奴等の手から逃れ産まれでた末娘、しかし兄弟のなかで唯一孤独で最も母から離れた存在、呪い(怒り)に隠れた憧れ(願い)は母という存在への執着か悲しみか今は分からない

「憧れ」について
何かを得るには時間なり金銭なりが必要だがアビスでは命に近い所を切り売りするかのような手段でしか手に入らないものが道標の様にあちこちに散りばめられている。
中には命そのもでしか得られない物が特に世界観の柱としてメイドインアビスを支えている
ラストダイブ、白笛、成れ果て、欲望の揺籃などがその代表だろう

「価値」
これは序盤ではあまり出てこないがイルぶる以降重要度を増す表現である。「シイ」<「クウ」<「グツ」<「メイ」<「ハク」の順に貴重度が高くなりイルぶるでは非常に重要な世界観の一部として金銭のような表現がされている
なのだが私個人はこの「価値」を示す字には実は言う程の価値が無いのではないかと思う、ミーティの複製を望んだベラフが差し出したのは価値ではなく自身の体
マアアさんの清算でも肉体は一定以上の価値がるが体以外の価値は人によりさまざまと現実に酷似している
カジャすら持っていたハクの描かれた価値をベラフが持ってないとは考えにくい事からハクの価値は表現されているほど高い価値ではなくナナチのサインやシンボル程度の物としてイルぶるの中で誇張表現されている可能性が高いのではないだろうか?
価値を表す字は読者にアビスにも人の理があるんだ!と誤解させるためのミスリードで、やはりアビスには痛みを対価に憧れを手に入れる選択しか存在しないんだ!と絶望させるための物ではないかと感じている

「命」
定義が何処にあるのか定かでないが魂と肉の器が揃っていても命にならないことを示唆するような表現があること
リコとレグに命があるのか?正直不安にさせられる材料が常に付きまとうセリフが多い、わざわざ命ある成れ果てだねとか死産だとかここまで似せる必要がとか、アビスの世界で命があるとは何なのか情報が欲しい所

※キャラについて
リコ=本編の主人公。
可愛い乳房も膨らみかけて来たばかりの女児、なのにその思考は色々振り切っている!好奇心と欲望に忠実で、自身を担保に真摯に博打を打ち続けるタイプのヒロインとして一般受けなんて想定されていない異常者♪「母」への思いや痛みを受け入れて進み続ける愚直なまでの「憧れ」を道標にして読み手を惹きつる光のような存在
ただしその出生が特殊でいくつかのアビス由来の呪いのようなもので基礎が構築されている
アビスにおける命の定義や大穴の存在の根幹に由来する神秘を身の内に宿しているともいえる、要するに謎の可愛い眼鏡ロリである!考察材料すくないっすw

【願い】母に会う!白笛になる!皆でアビスの底に行く!

レグ=黄金郷の本当の住人?にして記憶喪失のロボショタ属性キャラ、お祈りガイコツとかが拝んでいた対象なのか何なのか命があるのかないのかも、こちらも本当によく分からない存在
村の者ども一掃計画を承諾するくらいにはファプタに肩入れしてたようだがそれがリコママに会うどの位前かも何もやっぱり良く分からない、もしかするとリコ以上に謎かもしれない、ただつくし卿の愛が一番つまっている気がする男の子ロボ

【願い】度し難く実行中

ナナチ=大好き愛してる!ブラッシングさせて!
最高にかわいい祝福成れ果て、ナナチにはアビスの祝福のみが負荷されあの姿になることから祝福と呪いが上昇負荷の全てにある可能性が出てきます
もちろん階層ごとに違う祝福があるとか、そもそも6層からしか祝福は存在しないのかも知れませんがボンに観測できる祝福と呪いという違った何かをアビスが内包していると教えてくれるキャラです

最近ナナチも不死なのではないか?と思うようになってます、と言うのもあのベラフが不死のミーティをナナチ自身と引き換えに放棄したからです
本当の不死がどうしても欲しかった彼がナナチを選んだことがどうしても引っかかることが憶測の原点です

いい匂いについては一般の考察と同じ、ナナチ目線の過去で描かれるほどナナチの記憶に残っている「臭せぇな離れろよ!」のシーン、あの貧民窟にあって自身の体臭がコンプレックスであったことに由来する成れ果て後の欲の形なのだと思います

【願い】現在進行中だけどちょっと大変な事態に遭遇しちゃって停滞中

#Made in Abyss#メイドインアビス考察っぽいの#ナナチ&ミーティ

2020-01-11 10:35:43 +0000