今日・12月25日は、クリスマスです。
世間では何故か、12月24日、クリスマス・イブが大いに盛り上がるようですが、実際には12月25日・クリスマスが本番となります。
わたしの家庭の宗教は神道ですが、宗教の差異は別にして、今回はクリスマスならではのイラストを投稿する事にしました。
年に一度、たまにはこうしたイラストも楽しいだろう、と思い立ちましたから。
今回のイラストは、西暦2015年(平成27年)12月14日(illust/54035792)と、西暦2018年(平成30年)12月25日(illust/72286768)の、延長でもあります。
今回のイラストですが、実は今年・西暦2019年(平成30年)のクリスマスの直前に、大胆にも、『ニルスの不思議な旅』のTVシリーズ本放送当時、ニルスを熱演されました小山茉美さんに宛てて送った、手書きのクリスマス・カードが、原版になっています。
投函する前に撮影したクリスマス・カードの画像の一部を、トリミング加工して、リサイズしました。
題名は、『ニルスの不思議な旅・劇場版』のLDのキャッチコピーを、もじらせて頂きました。
「やや勇み足ですが、来年の本放送約40周年に合わせて、訪問させて頂きました」
というイメージも、取り入れてみました。
初めてのクリスマスのイラスト(illust/54035792)は、特別製の赤い航空自衛隊のフライトスーツとLPU―H1サバイバルベストに着替えて、「パイロット・サンタ」(!!)になりきった姿のニルスになりましたが、そのイラストのキャプションの中で、
「サンタクロースの衣裳にそれらしく改造(!?)した、赤のN―2B/N―3B・極寒冷地用フライトジャケットを羽織って、『世を忍ぶ仮の姿』なサンタクロースになりきったニルスも描いた事がある」
と、書きました。今回のイラストのニルスは、その「なりきった姿」を、書き下ろしで実現しました。
また、「暖かみ」を感じさせる服装にしたい、という「親切」な思いもありますから。
今回のクリスマス・カードが届いた時に、小山茉美さんも、さぞかし、吃驚仰天されたかも知れません。
今回のイラストのニルスは、サンタクロースの帽子をかぶり、前述しました通り、サンタクロースの衣裳にそれらしく改造(!?)した、赤のN―3Bを羽織った姿にアレンジしました。
ニルスの髪型と瞳の光は、アニメとはやや異なりますが、全体的にアニメそのままの姿を損ねないようにしました。特に、ニルスの笑顔は、注意深く表現しました。
主人公の笑顔、それもクリスマス・カードでの笑顔は、特に大事です。
ニルスの帽子は、奇を衒う事なく、ストレートにサンタクロースの帽子にしました。もっとも、本来ニルスが被っている、金属製のホイッスルが付いた真紅の毛織りの三角帽子も、一見しますと、サンタクロースの帽子に見えなくもありません。帽子の後端の白い玉は、赤のN―3Bのフードの後ろに回しました。
サンタクロースらしく、白い付け髭も描いて、アレンジしようかと思いましたが、そうしますと、一体誰なのか分からなくなってしまいます。
その為に、付け髭の代わりに防寒用を兼ねて、襟元に白いウールの長めのマフラーを着装させました。
赤のN―3Bは、ネット通販などの画像を参考にしながら描きましたが、現在のアルファ社の、民間市場向けのものとイメージしまして、サイズが少し大きいものにしました。N―3Bの画像と睨めっこをしながら、不自然にならない程度に、皺も表現しました。もっとも、防寒着であるが故に、自然に皺は多くなりますが(笑)。
アルファ社のN―3Bは、(西暦1990年代には)赤・黒・紺・白・灰・緑色など、カラーバリエーションが多数ありましたが、今回のイラストでは、前述しました通り、サンタクロースらしく、赤にしました。
フードのトリムのボアは、サンタクロースの衣裳らしく、白(無彩色)にしました。アルファ社のN―3Bはアクリルボアですが、メーカーによっては、コヨーテの毛(!!)を使用しているところもあります。袖口、ポケットのスナップボタンも、白(無彩色)にしました。
赤のN―3Bの下に着用しているセーターは、「ウーリープーリー」と呼ばれる、イギリス軍制式のウール100%のセーターで、両肩と両肘に補強用の布が付いたものです。実物と同様に緑色にしましたが、これは赤と対照的なアクセントを付けると同時に、クリスマスツリーによく使用される、樅(もみ)の木をもイメージしています。
青いスラックスは、通常の姿と同一ですが、その下には防寒対策として、しっかりと分厚いタイツも着用しています(笑)。
今回は、サンタクロースらしく、大型の白い麻袋(勿論、クリスマスプレゼントがぎっしりと詰まっています!!)を、肩に担いだ姿にしてみました。これで「世を忍ぶ仮の姿」ながらも、サンタクロースらしく見えるでしょう(笑)。
「世を忍ぶ仮の姿」でも、「真心」が込められていれば、それで十分だと思っています。
今回のイラストの原版になった、小山茉美さんに宛てて送った、クリスマス・カードを書く時には、
「ぼくは優しい心と誇りを持って、真心の込められたクリスマス・プレゼントを、皆様のもとにお届け致します!」
という意思を、明確に込めました。「世を忍ぶ仮の姿」であるにせよ、サンタクロースになりきったニルスならば、輸送機でも、スノーモービルでも、何でも乗りこなせるでしょう。
前者の場合ならば、ロッキード・マーチンC―5・ギャラクシーやボーイング747―8のような大型機や、以前に投稿しました、ベル・ヒューイ・ファミリー(illust/53126036)のような中型輸送ヘリコプターを、自分で操縦しながら、クリスマスの夜空を飛びそうな気がしますが、大型機よりは、DHC―6・ツインオッターという双発コミューター機の方が、サンタクロースらしいと思います(笑)。後者の場合ならば、ターボ・エンジン付きの大型のスノーモービルを、自分で操縦しながら、最高速度で雪原を疾駆しそうな気がします(笑)。
とは言えど、サンタクロースとしての「任務」は、航空自衛隊を例にしますと、航空支援集団隷下の第401飛行隊~第404飛行隊、つまり「輸送機部隊」にこそ、相応しいのでしょう。真心の込められたクリスマス・プレゼントを、皆様のもとに!
今回のイラストのニルスは、サンタクロースとしての姿からは、やや離れた姿になりましたが、頑張って丁寧に仕上げました。
キリスト教徒である方にも、神道である方にも、その他の宗教の方にも、そうではない方にも、宗教の関係や区別なしに、楽しんで頂けましたら幸いです。
そしてわたしからも、皆様に「MERRY CHRISTMAS!」
2019-12-25 03:00:02 +0000