【猫】
エルヴィンとミケがこそこそと兵団本部の裏にある森へと歩いていくのが見えた。何となく、胸騒ぎがしてあとをつけてみれば、大柄の男二人に似合わない光景を目の当たりにしてしまった。
「おやおや、ここは憩いの場らしいね」
ひょっこり現れたハンジがくすりと笑う。チッチッとミケが舌を鳴らせば、どこかから黒猫が姿を見せ、ミケに甘える。その様子を芝生の上に寝そべって眺めるエルヴィン。彼らへの贈り物は、ミルクでいいだろう。
絵:泪飴(twitter/tearscandy / user/9495313)
文:あめ(twitter/el_ame / user/2004967)
2019-12-15 15:00:15 +0000