お好み焼き屋にも様々なお客さんがいらっしゃいますね。
私のように食べる専門という人もいれば、作るのが好き、ソレを人に食べてもらうのが好きという方もいらっしゃいます。
日頃から親しくさせて頂いてます方で、沢北龍子(さわきたりゅうこ)さんと言う同級生がいまして。
同じ野球部に所属していて、練習の終わりに
「アンタに江戸っ子のお好み焼き、食べさせてあげる!」
と言って2人で広島風のお好み焼き屋にやって参りました。
どうも、あくせくヘラをかき回すせっかちなところを「江戸っ子だね」と近所のオジサンに言われたのをきっかけに、自らの長所なんだと置き換える事に、幼少の頃の龍子さんは成功なさったそうで。
とても丸い形をなしていない「ソレ」を、汗水垂らしながら笑顔で「どうぞ」とワタクシに薦めてきたのでございます。
ソレは何でしょうか。
喉まで出かかりましたが、せっかく作っていただいたので控えました。
最近映画も公開されましたので、
「イット〜ソレが美味しそうに見えたら終わり〜」とでもコッソリココで申し上げておきます。
・・・美味しいんですよね、イット。
お好み焼きの形をまるで成していなくとも火も通っていますから、食べるのには何も問題がないので、お箸でつまむもんじゃ焼きの要領でございます。
切り分けは調理の最中にヘラで賽の目ナマス千六本と、すでになされていると思う事ができれば、パクパクとイケるのでございます。
私が食べていると龍子さん、自分のお皿にはほとんど手をつけずにとても嬉しそうな顔をしているんですね。
わんぱく小僧がメシを沢山食べてる様を見守る肝っ玉母さんのような笑顔で。
野球部の練習試合でも自分が好成績をおさめるよりも我々が活躍する事の方が嬉しいそうで。
練習で上手くいかなかったプレーが試合でできたりなんかすると手が真っ赤になるほど叩いて喜んだりする方です。
ところで今思いついた洒落があります。
一つずつお好み焼きを食べる。
"ONEパク"
入りませんか、ツボに。
そちらの女性のお客様、まあまあ。
店主がいるのにまあまあと言ってはいけませんよ。
さては勝手知ったる常連さんですね?
初めてきた、ははあ、なるほど。
そちらのおば様、髪の色が朱に染まっておりますが、失礼ですがペニーワイズというピエロはご存知でしょうか?
ペニーじゃなく、紅ー生姜を食べている。
ははあ、なるほど〜。
次にいきたいと思います。(パンッ)
2019-11-25 03:54:55 +0000