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Project Ferrum新企画「ग्योउज़ायण GYOUZA-AYANA」（ギョウザ－アヤナ）
概要
天地創造を成した「創造神」は暇を持て余していた。
祈りと修行を絶やさない敬虔な信者ならば、善人であろうと悪人であろうと神々さえ圧倒する力を授ける程に「励む者」を尊ぶその神は、かつて幾度もその恩寵で力を得た鬼神達による厄災を招き、世界を崩壊寸前まで追い込む遠因を生じさせてしまった事により、他の神々から「自重」を求められていたからだった。
しかし暇を持て余した神はついまた下界の様子を覗き見る為、人の姿を纏い地上に赴いてしまう。
そこにはやはり自らが愛してやまない努力、研鑚、修行、祈りに励む生命で満ちあふれていた。
ああ、助けたい。
ああ、応援したい。
ああ、力を授けたい。
・・・。
だってみんな頑張っているんだもの。
しかしわかっている。
本人の身の程を超えた力を授ければ増長し道を誤る者は多い。
自らの愛が幾度も裏目に出てきたことを神は思い返した。
ここはぐっと我慢の時だ。
神は気を紛らわすため東京の街中華の個人店に駆け込み、人界の食物の味で気を紛らわすことにした。
そこで注文した水餃子をほおばる神。
おお、これは美味い！
さぞ個々の店主は日々美味なる餃子の研鑚に励んでいることだろう…
おっといかん。また人を応援したくなってしまう。
これではいかんのだ。
しかし神の中にふと考えが浮かんだ。
人間や鬼神、畜生などで無ければ良いのでは無いか？
そういったいわゆる生類で無ければ良いのでは無いか？
そして授ける力もある程度制限すれば、かつてのような天地を揺るがす自体にはなるまい。
良し！
この美味なる「餃子」に力を授けよう！
確かに最も尊ぶべきはこの餃子を作りし店主だが、今の神は人に人を超えた力を授けるわけにはいかない。
そこでこのまこと美味なる餃子に餃子を超えた力を授けよう。
この餃子を餃子たらしめるアートマン(小宇宙)を神通力で人に輪廻させ、この餃子に人としての生を授け、祝福しよう！
餃子よ人間に転生せよ！
～つづく～
お久しぶりです！
最近、仕事が増えてしまいすっかりご無沙汰してしまいました！
ですが完成していない企画ばかりなのにもかかわらず新企画が浮かんでしまったのでとりあえずアイデアとコンセプトを一旦吐き出そうと思います。
転生モノが流行ってるじゃ無いですか？
だから僕もかなりミーハーですが乗っかってみたくなりまして、気がついたらこんなモノが浮かんでました。
他の企画ももちろんやる気満々にあるのでどうかよろしくお願いします！
2019-11-23 19:27:08 +0000