【フェシーナ】イブハール【第二期】

はのん
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フェシーナの花々【illust/76345084

◆国家:銀砂の大洋 イブハール Iibhar
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 前期代表:銀砂の大洋 イブハール/ハールン・アル=バハル(illust/77048527
  「先代は商談で出ておりますわ。
   ふふ、せっかく引退したのに働いてないと落ち着かないそうで」

 前期開花相手:享水ノ国/水器ノ民 ロン・ホンシア(illust/77058748
  「まあ先生! お久しぶりですわ、戻ってらしたのですね。お話する時間はありまして?
   よかった、私の時間を空けてきますので少しお待ちになってて。すぐ戻りますわ!」

 前期開花相手当代:イブハール/水器ノ民 アーキム・アル=バハル(illust/77845114
  「あら。こちらに顔を出されるなんて珍しいですわね、アーキムさん。
   お兄様からあちらの桃が送られてきたのですけれど、おひとついかがです?」

 前期ポイント:STR:0 DEX:5 INT:5 LUCK:0 / 10pt
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◆代表:二代目“商人王” スレイカ・アル=ライル Sleyka al-Layl
 人間/女/24歳/164cm/私、あなた
 STR:2 DEX:8 INT:8 LUCK:2 / 20pt

「強欲や野心は、この国では悪ではありませんわ。
 求める心があるから人は前に進み、手を伸ばせるのでしょう?
 そうして栄えてきた国ですもの」

「二代目というプレッシャー?
 ありますわ、もちろん。先代は大人気でしたもの。
 でもあまりにやることが多くて気にしている時間が勿体なくて。
 あの方の強欲には及びませんが、私は私にできる限りの欲深さで
 国益を求めていくだけ。
 ですので、どうぞご贔屓くださいな?」


素敵なご縁をいただきました!(12/7)
開花:氷覚府 シナスティカ/ミレオールさん(illust/77871785

「こんにちは、旅のお方。
 砂海の真ん中で倒れていたのを銀砂船乗りに拾われた、
 よく食べて料理が上手な旅の女性――
 というのはあなたでよかったかしら。
 ええ、私もあなたのお料理を食べてみたくって。よろしいかしら?」

その「魔女」は氷雪と魔法の地からの旅人だった。
涼やかなまなざしの人……雪のような人だ、と思った。
氷覚府シナスティカ。近年になって魔力を含む氷やインクが流通に乗るようになったのを知っている。彼女はその府長であった。

「……驚きました。
 オアシス都市がそれぞれ孤島となっていたのは四十年以上前のことですわ。
 その頃のイブハールをご存じですのね。
 当時の様子は伝え聞いたものでしかわかりませんが……
 ふふ。とても賑やかな国になりましたでしょう?
 よろしければお聞かせしますわ。我が国がどんな風に生まれ変わったか。
 その次はあなたの国と、あなたの話を聞かせてくださいな。
 おいしいお茶とお菓子も用意いたしますわね」

よい取引相手になる、と直感的に思った。そして気が合った。
生まれ育った環境が正反対で、年齢がどんなに違っても、「外」と新しいものが好きという情熱が同じなだけで充分だ。
シナスティカとの交易は楽しい。こんなに大きな氷の塊も、鮮やかで不可思議な魔法も、イブハールでは見たことがない。
砂の国と氷の国、これまで互いにはなかったものを取り込んで両国の世界が広がっていく。

「本当に一面の雪! 素敵ですわ、とても綺麗!
 イブハールにも雪が降る場所がありますけれど、
 こんなに綺麗に真っ白にはなりませんもの。
 月光を受けた銀砂の海に似ているようで全く違う色、空気……本当に綺麗だわ。
 ご招待いただいてありがとうございます、ミレオール様。
 私、ここが好きになりました」
 
砂漠はとても暑い、熱い。だから冷たさや涼しさは善で癒しだ。
それを伝えると彼女は不思議そうな顔をする。だけどまなざしはとても優しい。
互いの国を行き来して少なくはない時間を共にした。
商談だったり、視察だったり、ただ食事やお茶をして未来の話をしてみたり。
砂の国に魔法が根付き、砂の民が氷雪の静けさを知り、新たな航路を開いた未来。
想像するだけで胸の高鳴りが止まらない。

白い世界に絵具を落としたように彼女と過ごす時間は色鮮やかだった。
これもシナスティカの魔法なのかはわからない。
最初から魔法にかけられていたのかもしれない。
国家の代表同士、適切な距離があるのだろうが、日々募りゆくものを我慢するようなタチでもなかった。
自分は今この国で一番強欲な人間だから。

「私、あなたが好き。……もう、わかってるくせに。
 これは恋なの。あなたという人に恋をしたの。
 あなたと食べるごはんが一等おいしくて。あなたの声を聞く時間が一等幸せで。
 溢れてきちゃって、伝えてしまったわ。黙っている気もなかったのだけど。
 ……ミラ、あなたが欲しいわ」

「私はどんな味がする? どんな形で、どんな色? 
 ――ね、教えて頂戴。私のミラ」


既知関係
遊演戯曲国家グランドラマ/座長 クーニャ・クラウストンさん(illust/77832751
交易や文化交流を目的として国交を結び、美術品の提供、イブハールでの興行をお願いしています。
 「此度の公演もよろしくお願いいたしますわね、陛下。皆も、私も楽しみに……
 ……もう。そういう面白そうな商談はきちんと場を設けていたしましょう?
 丁度新作の硝子ランプが届いたの。もちろん見ていかれるわよね、クーニャくん?」


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◆所属に関しまして
国設定に沿ったものであれば種族や職業に制限はありません。
アラビアンなデザインだと嬉しいです。

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2019-11-15 15:27:30 +0000