尾を引く南瓜の嗤い

アクエリアス218
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令和ハロウィン企画、後半戦の作品その1

今回の犠牲者はシフォニアの前任者さんです。

人間体の状態で敵の攻撃を受けたら後々響くのでは?と思い作ってみました。

以下。毎度お馴染みの簡易キャプション。

突如としてショッピングモールに出現した浮遊する南瓜たち。
その南瓜に憑りつかれた人は感情操作を受けて苦しみもがくこととなった。

その事件を解決すべく行動を起こした娘。
海堂洸にも容赦なく南瓜が牙をむく。

「はあぁぁぁぁ!!」

しかし、彼女も一筋縄ではいかない。
舞うように南瓜たちの襲撃をかわし、すれ違いざまに、蹴り、貫手、手刀、拳、肘打ちといった痛烈な一撃をお見舞いして南瓜たちを粉微塵にしていく。

それもそのはずだ。

彼女は光の女神の力を持つ者。

そして、彼女の実家に伝わる古武術の使い手でもある。

洸の使う古武術"水鳴流"は長い時の中で派生したものではあるが、その源流となるものは、かの真田十勇士の一人、霧隠才蔵が使っていたとされる実践的な武術。
体捌きなどには無駄がなく、素早い体捌きで南瓜たちを撃退していく。

そのこともあって、洸は生身の状態でも南瓜の魔性に対処できる人物であった。

しかし、それでも状況はやはり厳しい。
かつてこの地球を守護していたウルトラレディの残した資料にも載っていなかったこの魔性への対応は困難を極めた。

「しまっ!…ふふふ!うふふふ!!」

民間人を助けようとした隙を付かれて、ついに南瓜につかまり感情操作の餌食となった。

「っくくく…ふふふ…だ、だめ…!」

笑いを堪えようにも心を直接汚染してくるので、抑えようがない。

「ふふふふふ…あはははは……っはぁ!」

それでもどうにか必死に堪えながら、憑りついた南瓜を引き剥がして、排除した。

『Ahahahahahaha!!!』

休むもなく次の脅威が襲う。
南瓜たちの親玉であるキングパンプキンがその場に出現した。

洸は驚きながらも、すぐさまに光の女神へと姿を変えて、これの迎撃に向かう。

洸がいた場所に、青、桃色、銀色のカラーリングの女神が姿を現した。

女神、アクシアテティスは南瓜に油断なく構えて見せた。

しかし―

「ぶふ!?そ、そんな!まだ!残ってるなん…うふふふふ!ふふふ!はははははは!!!」

数秒後にお腹を抱えながら笑い始めた。

光りの女神になったとしても、人の身であったときに受けた影響が残っていたようだ。

キングパンプキンは、笑いのあまり思うように動けないでいるテティスに畳みかけるように新たな南瓜をけしかけた。

#ultra heroine#transformable heroines#ウルトラアクシア#アクシア・テティス#アクシア・メロウ#感情操作#常態異常

2019-10-17 16:13:25 +0000