【フェシーナ】雷霆ブライツェンベルク【第一期】

2sei
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企画元:フェシーナの花々illust/76345084 参加させていただきます。

◆雷霆ブライツェンベルク -Blitzenberg
険しい山岳地帯に位置する王国。
一年の大半は雷雨に覆われており、国民はこれを"雷神の祝福"と呼び信仰している。
熾烈な雷は加護のないものを寄せ付けず、また侵略などの魔の手から勝利し続けている。
おおよそ閉じた性質により独自の魔術体系を持つほか、雷を利用した蓄電機構などが進化を遂げ、高値で技術提供することが潤沢な資産を獲得する手段となっている。

王家では長らく直系と傍系の間で継承権争いの対立が起こっており、
その中で直系第一子の娘・アンネグレートが落馬により事故死する。
継承権の主張を恐れた直系派の権力者が目をつけたのは――

◆レーヴ・ブライツェンベルク
18歳・男性・165cm 10p(STR:2 DEX:4 INT:4 LUCK:0)
事故死した姉・アンネグレートの身代わりとして立てられた虚飾の王。しかしながら王の格に相応しい魔術の才覚を持つ。公の場ではアンネグレートと名乗り女性として振る舞っている。
魔術師により高度な禁術をかけられており、身体は男性らしい成長がほとんど迎えられないままとなっている。
足癖が悪い。

◇提供可能な要素
魔術、軍事力、蓄電機構など科学技術(発電所などや電池になる伝導体のようなアイテムが作れます、武器に埋め込んで雷属性にするなど……ご縁によって色々考えます)

※CS内の名前の表記につきましては、主催様に確認済です。

✿開花のご縁を頂きました:プレベールさんillust/77256580

◇ブライツェンベルク史録:異界の賢者きたる

「……おまえ、生きてるのか。 ……どこから来たんだ。言葉はわかるか。……そうか」
「どうだ、俺の話し相手になってくれるか?」

険しい山脈の隙間の隙間、永きにわたり落雷と嵐の難を逃れた"装置"が発見される。現れた者は男とも女ともつかぬ存在で、長い歴史をもつ我が国の知識をもってしても類似の生命体を確認することはできなかった。
王がその存在――プレベールと名乗った――に我が国に蓄積された歴史や兵法、研究資料などの知識を与えると驚くほどの速さでそれを蓄積していった。聞けば、異なる星から来た、"導き"を与える存在なのだという。

「きみのその力が本当だって言うんなら、俺を導いてみせてくれ。
……違うな。俺ひとりの力ではきっと限界がある。
頼めるか。俺には三つの目的がある。ひとつは俺についての真実を広く明かすこと。もうひとつは、それが受け入れられることだ。そしてもうひとつは――」
「間接的に手伝わせることに違いはない。だが間違えるな。手を汚すのは俺だけでいい」
この王は王宮の腐りきった組織図を建て直し、自身の身上を明らかにするべく、長い期間にわたり内乱を企てていた。智謀と導きにより綿密に計画が練られ、それは記録的な嵐の夜に実行された。
「ああ、今日は特別に……良い天気だ。こんな日は――隠し事をするのに丁度いい。全部雷の音にかき消されてしまうのだから」

王はまず自身に呪い(――と王は呼んでいた)を与えた術者を殺害し、その後対立勢力の要員をすべて粛清した。顛末の最後、王は真実の自分に相応しい男装で群衆の前に姿を表し、高らかに宣言した。
「――我が名は"レーヴ"・ブライツェンベルク!」

すべての真実は明かされ、手厚い演出により民の同情を引いたレーヴは厚い支持を得、のちに相応しい姿に成長し、その治世は永らく続いた。その傍らには宰相としてプレベールの姿が常にあった。またアンネグレートの葬儀は改めてしめやかに執り行われている。

「なあ、これで役目が終わったと思うか? 最初に言っただろ、"俺の話し相手になれ"って。俺が一度手元においたものを手放すようにみえるか? ……いや、つまらんことを聞いたな」

◆所属について
光る輪っか(雷と雨よけになります)を浮かべていただければ住めます。ごたごたしているので王家関連の人物や軍の役職付きという設定はご遠慮ください。創作した武器を描いていただけたら嬉しいです。剣以外でもOKです。

メッセージを頂けた場合の返信は3日以内にいたします。返信やキャプションへの記載がない場合は未着の可能性がありますので、再送していただければと思います。

よろしくお願いいたします。

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2019-10-14 00:42:22 +0000