❄︎ 氷覚府 シナスティカ
❄︎ 府長 - シンディア 〈10pt〉
年齢:外見20歳程度 身長:162cm
性別:女性 一人称:私 二人称:きみ
❄︎ 所属について
端的に言うといわゆる『共感覚』のようなものを魔法として扱う魔女たちが住んでいる土地です。
魔法が使えても使えなくても特に得したり困ることはないです。ご自由にどうぞ。
❄︎ 開花
協力 / 婚姻 輝く言の葉のヒト
ディ・ス・パジア / ガララルガ様【illust/77204009】
:永遠に降り積もる雪 溶け落ちては繰り返し凍り続ける氷柱 日常
:珍しい色を纏った客人 急いて少々揺れた文字 触れ弾ける魔法
「……やー、ごめんごめん。どうも丁寧さを欠いていけないね。怪我はないかい?」
:暮らし 力 求める知識
「ふうん……“外”には大変なこともあるんだね。いいよ、私たちに教えられることならなんでも。魔女だからね」
「私たちは外のことを気にしないけど、私は変な奴なんだ。きみの思う通りね。思ってない?そう?」
:地面覆う深緑の樹木 畑地彩る瑞々しい野菜 すぐに溶けて消える朧
「言葉は分かるよ、勿論。でもきっと、こういう色ではないのだろうね」
「おもしろいけど、気持ち良くはないだろう。今日は此処で終いだ」
「薪に火を灯すのも、日がな一日待っても凍りつくだけの洗濯を乾かすのも、ともすればこういう魔法を使って生活しているんだ。此処では困っているものには手が差し伸べられるけど、基本的に自分は自分、他人は他人、だね」
「違うからといって排除したり、より良いものを持っているからって奪ったりもしない。いかにも安心できそうだろう“同じような”感覚を持っている人間が沢山いるだなんて。でもだからこそ……私たちはお互いに深く関わらない。他人と全く同じ共感は、出来ないからね」
「……ま、距離感が大事ってことさ。ヒトとヒトも、ヒトと、天気や気温や景色、環境とも」
:暮れ 暖か
息を吐いても雲は出来ず、薄氷の天井の向こうに星が見える
「変な場所だけど、いつでもおいで。歓迎するよ、ガララルガ、珍しい色のヒトよ」
.❄︎.❄︎.❄︎.
……言葉
「そんなに楽しいものかい、私の視界は。私は楽しいけれどね、外の景色の方がずっと魅力的だろう?」
「ああ私は……いやこれは言い訳だけれど、外には此処よりも多くの文字と言葉で溢れている。「ついうっかり」壁の心無い落書きに私が触れたらどうなるだろう?……と、想像力を働かせてみたりするんだよ。きっと、他の皆もね」
「ふふ、そうだね……私がらしくもなくうつむいて雪以外の地面に感動しながら歩く時が来たら、ヒトにぶつからないようにきみにしがみついていようかな」
……筆跡
「シナスティカの文字にはもう慣れた? きみたちが来てから此処にも言葉が増えて……あ、また間違えたな、って顔をしたね?正解だけれど」
「最近は、うん、他国の言葉ももっと知るべきだと痛感した。きみが持ってきてくれるお土産をもっと楽しむためにもね」
「……ねえガララルガ、まずはきみたちの国が見てみたいな」
文字 魔法
「はあ、わかった、世界は広い。ひと目見れば景色が表す言葉がすらすらと出てくると思っていたのに、メモも忘れて見惚れてしまった。ガララルガ、それで、次はどこに行くんだい?」
「……困った、困った、ああ困った。これは中々わかりやすいな……『恋』『想』『愛』目に付くこういう言葉がきみの名前の色になってしまった。今まで書いた本にもそういう魔法を記したものだから……ああどうしよう、みんなきみのことを好いてしまうかも……いや?それは喜ぶべきかな?んん?」
輝く、その名
「『ガララルガ』……ふふ、きみと見た景色も、ここまで煌めいていなかったな。そうだ、きみも、見てみるかい?」
フェシーナの花々【illust/76345084】
2019-10-10 17:06:04 +0000