【フェシーナ】外星の叡智カフラバーゥ【第一期】

はにがた
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フェシーナの花々【illust/76345084】素敵な企画に参加させていただきます。開催おめでとうございます。

12/24 18:33 メッセージを返信致しました。遅くなり申し訳ございません。未着の際はお申し付けください。

*外星叡智カフラバーゥ*
かつて外星の叡智をその手にしたと伝えられる民たち。
山山のその向こう、暗いドームに覆われたネオン街。
良く晴れた夜にはドームの天井が開き、人々は星空に思いを馳せる。
そこに住まう者は、みな数理的な才能に富み、もっぱら電気機械系統の職に就いている。
昨今は現代表の専門である情報工学が目覚ましいが、その技術を外の世界に広めることも、用いることも目的とはしていない。
あくまで外なる星の人々の叡智を廃れさせず、むしろ彼らの叡智に近づくために、子々孫々代々研鑽を続けている。
このような気質の為、政は集落内のみにとどまり外交には疎く、その存在は近隣の国家にのみ知られる、とても小さな街だ。
外星の科学力の恩恵か、寿命は140~150ほどで、肉体は少年期、青年期で止まる。そのため非力なものも多い。

名前:セス
所属:カフラバーゥ
年齢:45
身長:153㎝
性別:男
point:10(str:0/int:8/dex:2/luck:0)
前期:-
前期開花相手:-(当期:-)
前期point:-
一人称:私

*開花について*
.*・゚素敵な開花関係を結べました.゚・*.
旅歩く宿り木の子 ライラさん
illust/77133171

その夜、ネオンとは異なるほのかな光が我が街にやってきた。

「これはなんとも...精霊?珍しいお客人だ。私はサッタールの子、セスと言う。君は...ん?名前が無い?では...、宿り木の君、歓迎しよう。ようこそカフラバーゥの集落へ」
名前のないその子は多くのことを聞いてきた。まるで無垢な赤子のように、彼の知識欲は尽きることがない。
「君は随分知りたがりだね。好奇心は全ての叡智の源...うぅん、つまり良いことと言いたいんだ」
ここでの暮らしを、学びを気に入ってくれたその子に、私を師と慕ってくれるその子に、私はもっと、多くを教えたいと思った。
「では君に、ライラ(夜)の名を贈ろう。」
こんな風に、誰かに何かを与えるのは初めてだったかもしれない。

名を与えられ喜ぶ君が、自然のないこの街で過ごしやすいようにと、小さな植物園も作った。
そうしていつしかこの街の技術だけでなく、自然についてもライラと学ぶこととなった。
蕾が開いたと喜ぶライラの姿に、私も嬉しく思う。今まで見向きもしなかったこの緑について、私も多くを学んだ。たゆまぬ技術の研鑽をしてきた私にも、分からないことはまだまだ多い。

***

だから、君とのしばらくの“別れ“にも、どんな顔をしていいのか分からなかった。
けれど。

「次の君の旅路に、星の祝福があるよう。...」

もっと君に教えたいことがあった、もっと君と、...友として語らいたかった。
そんな君だから、私との時間が幸せと言ってくれたことが、何より嬉しく思えた。

「ライラ、君は私を先生と呼んでくれたけれど...私こそ、君に多くを学んだんだ。」

新しい自分へ生まれ変わる。それはつまり、今との別離。人で言う死に近い。
それでも、ライラの記録は生き続ける。新しい命に。人が子をなし未来を繋ぐように。記憶を繋ぐように。

それがこの星の命なのだ。
それを君が教えてくれた。

「私はきっと君を忘れない、君のくれた幸せな時を決して。」

族長として、技術者として、ただ独り技術を磨き続けた。そんな私に、君は暖かな時間をくれた。君の無垢な笑顔が、閉じられたこの街を、私の心を照らしてくれたと、そう思えた。

無垢な宿り木の子、星明かりの子。......私の初めての教え子。

「おやすみ、ライラ。君がまた穏やかに芽吹けるよう、毎夜祈っているよ」

“君”の命がめぐり、またこの星のどこかで花開くときも。ずっと。



メッセージは即日か3日以内に返信いたします。
開花以外の既知関係なども歓迎いたします。

※主催様にご確認いただいております。

キャプションは随時追加してまいります。

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2019-10-10 00:02:28 +0000