《企画元様》フェシーナの花々【illust/76345084】
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「ごきげんよう、箱の《は子》にございます。えっ、おかしな名前でございましたか?でもこの《子》という字は主に女性に使われるものだとお聞きしたのですから。元々名前がないもので。だって、いわく付きの箱に名前を付けて可愛がるなんて、私は変態さんだと呼ばせていただきますが...ふふ、まぁ、人それぞれ、箱それぞれですから。すべてがすべてではないですが、乙女の秘密というものもございます、ご了承くださいませ」
《名前》は子 《性別》女性
《年齢》??? 《身長》150㎝
《pt》10(STR:0/INT:1/DEX:0/LUCK:9)
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《補足》
「くるしみ」「かなしみ」「おわり」を鍵として開く箱から生まれた何かそんな感じな人っぽい何か。これらの感情は直接人から吸い込むような形ではなくて、歩いてたらなんか吸い込むスポンジ感覚。しかもそれらはその人から消えないようでとってもエコと喜んでいるのは何でだろう。
開いたらどうなるかわからないが開いた人の「最善」が与えられることだけは理解しており、それが幸か不幸かはわからない。開いてからのお楽しみだとクスクス笑うだけ。
また開いた後自分の存在がどうなるかどうかもわからないらしい。
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《申請に関して》
◇素敵なご縁をいただきました。
アンブロシア属領・カリス/フォロクシー様【illust/77733939】
《は子を開き、最善を与えた人、
まだ名前も知らない気持ちをくれた人》
人は繕うために面を被るということを聞いたことがあります。
そしてこの国はまさにそんな感じ。
幸せで穏やかに見えるけれどその奥は違う感情。誰かが違うと言っても私が満たされる限りその感情はある証になってしまう。
まぁ、面白い。とくすくす笑っていましたが、その姿が不思議…いえ、疑わしかったのか、この国の王様・フォロクシー様は穏やかにこちらを向いておりました。
この人も同じ。穏やかな面を被りながら奥底に激しい何かをお持ちの方。
王様が王様だから国民も国民なのかしらと思ってしまいましたら、もっとおかしくて声を出して笑ってしまいそうになりました。
でもここで笑ってしまうと国を追い出されそうな勢いかもと、穏やかな表情のその方を見て思ってしまいました。この国にとても興味を持ったのに追い出されると困ってしまいますわ。
ここは空気を換えるという意味でもと踵を返し、フォロクシー様に改めて言いました。
「そういえばご挨拶がまだでしたね。…ごきげんよう、箱の《は子》でございます」
それは『ギブアンドテイク』、最初は興味と好奇心。
そしてそれはは子も知らない感情に変化するのでした。
感情の変化は人だけのものと思っていましたが、箱も同じでしたのねと、私はまた一人クスクスと笑ってしまいましたわ。
《編集中…》
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◇キャプションに関しては
2019-10-09 12:39:03 +0000