✿ フェシーナの花々:illust/76345084
✦ フィル(Phil)
ポイント:10pt(STR:0 DEX:5 INT:5 LUCK:0)
?歳/172cm/男/ 一人称:私 二人称:あなた、~さん
ヴァミリアという吸血鬼の種族。
冷静で落ち着いた性格。自分の話はあまりしないが他人の話は聞きたがる。
自分の血液を混ぜた薬を売っており、取引相手は慎重に見定めている。
誰彼構わず血を吸うことはせず、薬を買いに来た客に取引を持ち掛けることが多い。
本来の瞳の色は赤色。成人を迎えた日に突然青くなった。
それ以来、過去に自分と同じ症状になった者を探して旅をしている。
ヴァミリアは陽の光を苦手とするが、瞳が青色になってからは日中も行動できるようになっている。
✦ ヴァミリア
生きるために他者の血を必要とする吸血鬼の種族。
不老だが不死ではない。成人すると外見年齢の成長が止まる。
血を吸われた相手も不老となるが吸血鬼になることはない。
血液には高い治癒効果があり、治癒力を飛躍的に高めることができる。
陽の光を苦手とし、浴びると火傷を負ってしまう。
ヴァミリアは赤色の瞳が特徴で、それ以外の瞳の色の者が現れると厄災をもたらすと云われている。
✿ 素敵な方と開花のご縁をいただきました!(10/9)
光耀のトレゾール レイジア・ティヤムさん :: illust/77064859
とある国に滞在中、私の噂を聞いたという一人の少女が訪ねてきた。
薬の購入か吸血か、目的はどちらかを見定めようとした私にその少女は「瞳を見せて欲しい」と言った。
瞳の色が変わったことをどこで聞いたのか。真の目的は他にあるのか。警戒心はより強まった。
「瞳についてですか。過去に色が変わったのは確かですが、もう何年も前のことです。原因は私にもわかりませんので、あなたにお話出来ることはありませんよ」
「好きなことは特に思い浮かびませんね。ですが、あなたのお話には興味があります。もしよろしければ、あなたの国や職人の方についてお聞かせ願えませんか」
「宝石によってあらゆるものの色が変わるなんて不思議ですね。それに、瞳も…ですか。ご迷惑でなければ一度あなたの国を訪れてみたいのですが。ええ、今からでも構いませんよ」
私が警戒していることに気が付いたのか、そもそも話好きか。
それから彼女は会う度にたくさんのことを私に話した。
中でも一番興味を惹かれたのは、彼女が治める国のことだ。
“宝石の色で瞳の色が変わる”
初めて聞いたときはとても驚いた。
それと同時に何か情報が得られるかもしれない、親しくしておいて損はないと考えた。
後になって思い返せば、失礼極まりない考えであったと反省している。
どうやら本当に私の瞳、そして吸血鬼という存在に興味があるだけのようだった。
そのことに気づいた瞬間、彼女に対する警戒心が解けてしまった。
それどころか、気が付けば彼女の次々と変化する表情から目が離せなくなっていた。
「ふふ…いえ、すみません。あなたがあまりにも楽しそうにお話するもので。話を中断してしまいましたね。是非、続きを聞かせてください」
「そうですね、たまには私のことを話しましょうか。あなたのように楽しい話は出来ませんので期待はしないでくださいね。何か知りたいことはおありですか」
「以前、私が取り扱う薬について知りたいとおっしゃっていましたね。商談のお話も出ていましたし、よい機会なのでお教え致します。驚かれるかもしれませんが、主な成分は血液です。…はい、私の血です。勿論、理由もなく入れている訳ではありませんよ。そうですね、どこから話ましょうか……」
「私も、あなたの宝石のような瞳を好ましく思っていますよ。さあ、私にもよく見せてください」
「薬の取引があるので数日間留守にします。……あと少々、その…血を…すみません。ですが、この行為は私にとっては食事と同義です。それ以外の意味はありません。…レイジアさん、どうかこちらを向いてくださいませんか」
「こう見えて忍耐には自信があるのですよ。あなたの血をいただけるその日まで、何年でも待ちましょう。なので、焦らずレイジアさんのペースで良いのですよ。私が好きになったのは他でもない、今のあなたなのですから」
「レイジアさん、あなたがいなければ、私は自分の瞳のことをこうして受け入れることが出来なかったでしょう。レイジアさんが綺麗と言ってくださった青色も、一緒になって喜んでくださった赤色も、私にとって大切な色です。そして、もっとも大事で愛しく思うのは、この国の誇りでありあなたの色でもある紫色です。ですから、今あなたと同じ色の瞳であることが嬉しくて仕方ないのです」
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世代交代企画への参加は初めてのため、ご迷惑等お掛けするかもしれませんがよろしくお願い致します。
何か問題等ございましたらお手数ですがご一報お願いします。
2019-10-06 04:27:57 +0000