【最命】テュルキス【王】

HonD
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■最期の命令を(illust/76186238)に参加させていただきます。

■テュルキス・ズィールカ(Türkis Zirka)
男性/25歳/172㎝/一人称:僕(公的な場面では「私」) 二人称:きみ、名前呼び捨て

砂漠のオアシス近くにある小さな国『ユヴェーレン』を統べる人間の国王。
3年前に先王である父が病で亡くなり、それ以降慣れないながらも国王として務めている。

口数が少なく淡々とした口調で話すためぶっきらぼうに思われがちだが、実際は丁寧で穏やかな性格。
責任感が強く真面目で、王となってからは特に役目を果たそうと懸命に振る舞っている。
しかし本来はのんびりとしており天然気味なため、従者の前ではたまに抜けている面ものぞかせるようだ。

母は物心つく前に死亡しており(原因は不明)、その影響か人に頼ったり命令するのが苦手で、一人で抱え込みがち。
のんびりと星を見たり、王家で長く飼われている黒猫…と思われる生物?のアステルと一緒に散歩をすることが好き。

民からは慕われているが、国王として頼られているというよりも元・王子として可愛がられているといった側面が強く、彼自身もそれを感じ取っており、愛する民のため自分ができることは何か、常に考え悩んでいる。




国民の真の幸福のためならば、この身がどうなろうと構わない。本心からそう思っている。
自身の存在が災厄となるならば、愛しい国を去ろう。あの星が落ちる前に、冠に別れを告げよう。
――それがきっと、国王の役目だから。


…けれどどうか、きみだけは僕の傍にいてほしい。
でもそんなこと、絶対に言えないな。


だから告げよう。最期の命令を――




■輝く星と石の国『ユヴェーレン』

砂漠のオアシス近くにある小さな国。
少し離れたところに鉱石が多く埋まっている洞窟があり、そこで原石を発掘したり、それを加工して装飾品にする産業が盛ん。そういった加工品を行商人に売ることにより生計を立てている。
夜には空気が澄み渡り星がよく見えるため、星の動きによって吉兆を占う占星術が国民の間で好まれている。
土地柄、砂漠で遭難しかけた旅人がそのままこの国に居付くことも多く、国民には亜人もそれなりにいる。そのためか亜人に対する差別意識はあまり無く、どちらかというと開放的な国民性。
砂漠であるため昼は暑く夜は寒く、住むには少々厳しい環境ではあるが、皆が助け合って生きている穏やかな国。
ただ、軍事力らしきものがほぼ無いに等しいため、他国から攻められればひとたまりもない。

■とても素敵なご縁を頂きました!
魔法使いさんillust/77037796(魔法使い→シエテ→セレス)

「建前上、きみは僕……私の従者ということになるけれど、王である私に忠誠を誓う必要は無い。ただ、軍事力にやや欠けるこの国と国民を、傭兵として守ってほしいんだ。荒事は好まないから、きみの幻覚を見せる魔法はとても好ましいと思っている。必要に応じて報酬は渡すし、有事以外は自由にしてくれて構わない。
だから、その…………私で良ければどうぞよろしく、魔法使い」

「なんだかウキウキしているね。……へぇ、城下町で鉱石を? そうか、きみのお眼鏡にかなうものがあって良かった。
…そういえば、それに似た色の鉱石を小さい頃口に入れてしまったことがあってね。うん、飴玉に似ていたから。あんなに焦った父上を見たのは初めてだったなぁ……。
……そ、そんなに笑わなくても」

「きみの故郷でも星が綺麗に見えていたんだね。もしかしたら、同じ星を見上げていたこともあるかもしれない。
……あの星々に比べれば僕は酷く小さくて、きみの生きてきた道に比べれば僕はまだまだひよっこだ。
でも、それがとても心地よく感じる。きみと星空を見上げていると、一人の人間に戻れる気がして…。
報酬のためとは言え、きみがこの国に居てくれて本当に良かった。
ありがとう、シエテ」


「…宝石を見つめてどうしたかって? あぁ、このセレスタイトが何だかきみのようだと思って。晴天の澄んだ空のような、書物で見た雪のような、不思議で綺麗な色。宝石言葉は『休息』、それもきみにぴったりだと思う。
……ねぇ、シエテは仮の名だと言っていたけれど……その。良ければこの宝石の名を、きみに贈っても?」


(…セレスタイトの綴りの中には、シエテという文字も入っている。きみにとって、『シエテ』はあまり良い思い出の無い名前かもしれないけれど――今までのきみも、これからのきみも、どちらも大切なんだ。僕にとって…)



「あの洞窟は『星の洞穴』と呼ばれていてね、流れ星があそこに落ちて鉱石になると伝えられているんだ。
僕がいずれ星になってしまったら、きっとあの洞穴に落ちるよ。
だからその時はきみが掘り出して、宝石にしてほしい。――セレス」

例えばきみがあの洞穴に落ちたら、きっと世界一美しく輝く宝石になるだろう。
その輝きがあれば、こんな未熟な僕でも立派な王らしくなれるかもしれない。

――けれど、不思議なことに上手くその姿を想像できなかった。

「世界一美しい宝石を肌身離さず持つよりも、目を離すとすぐにどこかへ行ってしまいそうになるきみのほうが、ずっと良いな。やっぱり」

彼の手を握ると、少しひんやりとしていた。

この金の冠はまだ僕には少し重くて。
国民の期待にまだ僕は届いていないけれど。

「セレス、きみと友達になれて良かった」

――この国の王になって、良かった。

セレス、我侭が許されるのならば、ずっと一緒にいてほしい。


――最期の命令を下す、その時まで。

■外交関係のある国やお友達等、既知関係も大歓迎です。よろしくお願いします!

■何か不備等ございましたらご連絡ください。

※キャプションは随時追加・変更いたします。

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2019-10-03 12:23:49 +0000