【らせん神話】カイルス【4期】

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「誰だ俺のこと焦げてるつった奴いますぐ前に出て来いやぁぁぁあ!?!?!?」
「空、宙、天……あぁだめだ、どれをとっても俺には大きく、広く、そして果てが無いほどに重たいんだな」
「あ? 地上の星? なんだよ、こんなもんが欲しいのか。そらよ、くれてやる。アンタが気に入ったのなら、それでいいんだろうよ」


 こちらの企画様【illust/74389775】の第四期に子世代失礼いたします

・名前:カイルス
・種族:★ひをふくありくい
・性別:♂
・レベル:27
・所属:天空の国
・おおきさ:標準より少し大きめ(1,5m)
・一人称:俺 二人称:アンタ ※家族:父上、母様、アル
 
・虚空の名を持つ黄昏色の龍の父と、その最愛の北極星の母の間に授かった兄妹の上の方。声がデカい。
 母親がなまじ真っ白なため、体色を比べられると即キレる。禁句は「焦げてる」。反面、父方の祖父と同じ色なのは自慢でもある。
 祖父母及び両親にそれぞれに龍の種族と属性がある事が誇りであると同時に、自分にはそれらしいものがほとんどない事を気にしている節がある。
 言葉遣いはめちゃめちゃ荒い。一応時と場合と相手によっては敬語を使う。だがすぐに素が出る。
 父から片目の弱視を引き継いでおり、彼は右目がぼんやりとした輪郭や色は判別できるようだ。
 自分に与えられた空の名と、飛べない種族であることを踏まえ、故郷の国を守る騎士である父と祖父に憬れと敬意を払いつつも、諸国を旅して武者修行に飛び出している。全身の傷はそのためのモノ。
 地上の星作りは引き継いで入るものの、たまに気まぐれを起こして作ってはその辺に投げておしまいにしている。
 妹を溺愛しており、寂しがっていると風の噂で聞くと秒で旅から帰る。

・ステータス
こうげき:25 (15+7+3)
ぼうぎょ:10 (0+5+5)
とくしゅ:45 (20+23+2)
すばやさ:0 (0+0)
合計値:80(35+35+10(継続ボーナス))

・家族
父:アーカーシャさん【illust/76711026】:天空の国
「片目ェ? まぁ父上と同じ、とは言えねぇけど……俺には僅かな光や色が見えるのは、きっと父上が母上と出会って得た世界を分けてもらったんだと思っちゃいるよ」
「なあ父上……いやなんでもない。もう子供じゃねぇんだ。背に乗せてくれ、なんて言わねぇよ。俺は俺の空を探すさ」

 (こうげき:15 ぼうぎょ:0 とくしゅ:20 すばやさ:0)

母:ポラリス【illust/76621031】:渓谷の国
「母様……あんま近くに来ないでくれ。あぁいや、泣くなよ!? 嫌いになったとかじゃなくてそのぅ……目立つんだよ……」
「反抗期とかじゃねーし! 声がデカいのも怪我が多いのも父上譲りだっつーの!!」

 (こうげき:7 ぼうぎょ:5 とくしゅ:23 すばやさ:0)

妹:アルカイドちゃん【illust/77217605
「我が最愛の妹よ、今戻ったぞ! 息災で何よりだとも」
「……傷など多ければ良いモノではないさ、俺はアルのひたむきさが何より騎士に必要なものであると知っているからな」


2019年10月21日 素敵な御縁が頂けました!
一握の夜星 メンカルさん【illust/77049173
――それは酷く凪いだ海と空がそっくり同じ鏡になっていた日。白い浜辺と対照的に、ぽつりとそこだけ夜が落ちていたから。

「はじめまして、だな。俺はカイルス。アンタは? メル――メンカルか。へぇ……星の名前なんだな。よろしくな」

「俺はあっちこっちまぁ……武者修行って奴だな。この傷のほとんどは修行とか試合とかそういうので出来た奴で――こんな話面白いかぁ? まぁ、アンタが楽しいんなら、良いけど」

「他の国か。そうだな、見てろよぉ……ほら、こうやって砂を焼いて丸めて星を創ると色が出来るだろ。国が違うと、これがまた違うんだよ。そうだな、また他の国の星も持って来てやろうか」

「景色見るの、好きか? そうか。俺は、空を見上げるのが好きで、嫌いだ。どうしたって、届きやしないっていつも思い知らせされちまうのに、何時だって広いから叶わねぇんだもんな」

 また明日、の言葉に何時でもすぐに返事が出来る訳もなくて。故郷に戻ったり、別の所まで足を伸ばしたり。
 だのにいつからか――あの浜辺に足が向くことが多くなったのは。

「なぁ、メル。あのな、どうやら俺が空に焦がれるのは止められそうにないんだがよ。けど、その名前を名乗る以上は、やっぱり星と共にありたいとも思うんだ」

「――俺の星としてともに、ずっと在ってくれねぇか、メル」



 運命の日は滅びの日よりも早く来て、それは初めて出会った日と同じくらい澄み渡った凪の日だった。
 いつもよりも酷く眠たそうな最愛の星と、秘密の約束を交わした。交わさざるをえなかった。その願いを叶えてやれるのは、俺しか、俺にしか、出来なかったから。
 きっと何でもない事の様に笑おうとして、それが出来なかった彼女は、とうとう本当のことをこぼしてしまって。
 それ以上の言葉の代わりに延ばされた手を取ろうとして、俺の爪の間からさらさらとメルが零れていくのを、見ているだけなんてできなくて。

 ごう、と炎が舞った。煉獄の火は、一粒たりとも彼女を風に浚わせるのを拒むように。

 気がつけばただただ涙があふれていた。胸の中には、深い藍が凪の海を閉じ込めて揺らめく地上の星が煌々と夕日に照らされていた。


・小説【novel/11880033

・番(婚姻関係)について
 所属国や性別、種族等にこだわりはありません。
 相性重視という形です。
 来期もこちら側はアリクイ統一になりますのでそこだけご了承いただければ大丈夫です。


・それ以外の友人関係なども可能です。番になったから揃いの細工物が欲しい、とかあったら喜んで作りに行きます。

・メッセージの返信は頂いた場合2日以内にはお返事させて頂きます。それ以降に反応がありませんでしたら再度ご連絡いただければと思います。

・問題等ございましたらご連絡ください

 よろしくお願いいたします!

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2019-10-02 14:48:24 +0000