【フェシーナ】遊演戯曲国家グランドラマ【第一期】

弥之
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開催おめでとうございます✵こちらの素敵な企画様に参加させて頂きます✵フェシーナの花々(illust/76345084)

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ご来場の皆々様!
ようこそおいで下さいました!

我等グランドラマがお送りする今宵の舞台!これは彼の女王と異国の騎士の物語!
それではこれより皆々様を、浮世離れた夢の世界へお連れ致しましょう!

「 君が笑顔になれる舞台はあった? そう、だったら嬉しいよ 」
「またおいで。僕らはいつでもここで待っている。君を笑顔にする夢の舞台で。」

――― またのお越しを 心よりお待ちしております ―――

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✵国家:遊演戯曲国家グランドラマ
✵国王:座長 イヴァ・クラウストン
✵詳細:100歳(見た目12歳前後)/145cm/35kg/中性
✵種族:妖狼族(フェアリードッグ)…人狼型の妖精:詳細CS記載
✵10P:STR-/INT-/DEX 10 /LUCK-

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❀とても素敵な開花を結んで頂けました(10/8)
今期開花相手様:草原と空の国ソナスパルハス/国王 クローガ・ガル様(illust/77132262)

「初めまして、小さな王様。僕らは遊演戯曲国家グランドラマに属する旅の一座だよ。貴国ではザッと30年振りの開催かな。叶うなら暫くこのソナスパルハスに逗留して舞台を上演させて欲しい。どうかな?」

30年振りに訪れた遠征先は、草原と空の国・ソナスパルハス。
以前訪れた時は、豪奢と言わないまでも目を惹く王族の宮廷と、活気溢れる民の笑顔に溢れている国だった。
しかし今はその姿は形を潜め、幾つかあった建物は姿を消し、それどころか男手もあからさまに減っている。
あまりの様変わりに、この国の王だというまだ幼い君主…クローガ・ガルとその取り巻きの老人を見ると、彼らは暫し逡巡した後、重々しく現状を語り始めた。
「…そう。景観や人の様子が随分様変わりしていたとは思ったけれど……うん、それは大変だ。皆、今すぐ上演の準備に取り掛かるよ!」
話を聞き終えた僕が両手を鳴らして団員達に呼び掛けると、一緒に話を聞いていた団員達は「そんな時だから芝居ってのは見るもんなんだよ、ちっちゃい王様!」「こんな素敵な緑のステージがあるじゃない!広さを気にせず使い放題の舞台なんて最高ね!」と喜んで舞台の準備を始めた。

「ねえ、王様。余裕が無い時こそ、こういう舞台を楽しむんだよ。
余裕の無い心に一滴の潤いと隙を作ってあげるんだ。そうしたら自然と笑顔も気持ちも顔を出す。
だから今少し僕らに付き合って欲しい。答えを出すのは僕らの舞台を観てからにしておくれ」

強引だったのは百も承知だが、きっと今のこの幼い王様にはこれくらいで丁度いい。
親を、家族を失い、この国の期待と不安と重責全てをその小さな双肩に背負ってしまった少年王。
本当ならまだ家族の愛情に包まれて生きていくのが当たり前だったのだろう彼の心は、きっと破裂寸前だ。
だからこそ今、彼には心から笑ったり泣いたりする子供らしい瞬間が必要なんだ。

初演を終えた後、僕は小さな王様にうちの一座を数年程この国に置くか、定期公演の場所を貸して頂けないかと提案した。
何せうちの舞台は何処にでも駆けつけてくれる熱心なファンも居る。ここだけの特別上演を行ったらすぐ評判になるし、その中から力を貸してくれる人も出てくるかも知れないと、それをこの国の再興のキッカケにしようという思惑だった。

「君も王様になるのなら色んなものを見た方が良い。君が見たいならどんな場所にも連れて行ってあげる。うちの一座と行動するなら安全だから大丈夫。心置きなく良い王様におなりなさい」
「先日のパトロンが君を自国へ招待したいそうだよ。不安かい?大丈夫、僕も一緒に行くよ。二人なら怖くないだろう?」
「クローガ、今日は国から他国の珍しい食材を持って来てもらったんだ。こういうのは大勢でワイワイ食べるのが美味しいんだ、他の皆も呼んでおいで」
「お礼なんて要らないって何度も言っているのに。そうだな…もし君からお礼を受け取る時はきっと君とこの国が立派になった時だ。楽しみにしている」

そうやって数年を過ごし、クローガが青年になる頃。彼は未だに幼い頃の約束だと言わんばかりに何か礼をと申し出てくる。
だから僕は一つ、以前から考えていた事を彼にぶつけてみる事にした。

「そんなに言うなら一つだけ。君という尊い一人の人生を上演する権利。それを幼い君が約束してくれたお礼にしてくれると嬉しい」
「ふふっ、『一国を立て直した心強き少年王の物語』だ。それをグランドラマの演目に加えさせてくれたら、僕らにはこの上ないお礼だよ」

頑張る君とこの国の歴史が、末永く語り継がれるように。
君の物語を、僕が、僕らが踏み続けるこの舞台で 演じ続けよう。


「どうしたの?改まって……え?」
「家族?君と、僕が……?」
「フッ、ハハ!うん、そう!家族か…!でも、いいの?見た目はどんなに若くても、僕、凄い年寄りだよ?君の曾お爺ちゃん達より年上だよ?いいの?…あ…そう、いいの…うん」

「僕もね、本当はずっと自分の家族が欲しかったんだ。僕も君と一緒にいたいよ、クローガ。宜しくね、大きな王様」


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✵関係申請について
*開花以外のお友達や観劇の常連様など、既知関係でのお声掛けも大変喜びます。

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申請を含めメッセージのお返事は頂戴してから【即日~2日以内】にさせて頂きます。
3日目になっても【CSキャプションやメッセージでリアクションが無い場合】は機能エラーによるメッセージ不着の可能性がありますので、お手数ですが送信頂いたメッセージをもう一度再送頂きますようお願い申し上げます。

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2019-09-30 15:08:14 +0000