【最命】シアーシャ【王】

萩野(はぎの)
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素敵な企画にお邪魔させていただきます。
最期の命令を【illust/76186238

「魔女の為の、魔女による、魔女の国さ」

♚シアーシャ・ヒース(Saoirse Heath)

 性別不明 / 亜人(魔女) / 年齢不詳 / 170cm / 王様
 一人称:我、ぼく / 二人称:きみ、お前

✦常夜の魔女の国
北の、さらにずっと北にある、魔女が作った魔女の為の国。基本的には女王が統治している。
一年のほとんどが極夜にあり、太陽が昇ることはごく稀であることから、【常夜の魔女の国】と呼ばれている。
国という形を取ってはいるものの、魔女たちは各々自由に過ごしては個人やカヴンで儀式や研究を行っている。

国民のほとんどは同胞たる魔女だが、それ以外の亜人も少なくはない。
この国の魔女は人間からの迫害を受けて追われた者、あるいは罪を犯して逃げ果せてきた者など様々であり、
たとえ犯罪者であろうともそれが魔女であるならば受け入れてきた。
魔女でなくともこの国を求めてきたのならば受け入れてきた。
―――それが人間でないのならば。

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きっかけは何だったのか、始まりは何時だったのか、今となってはそれもわからない。
魔女の国は長きにわたり人間の国と戦争を繰り返している。
どちらかが勝利を手にすることも敗者となることもなく、王が変わろうとも何百年と繰り返してきた。
実力だけならこちらが上だろう。けれど、数を以てして押され続けている。

だから、きっと。きっと、――――――これが最後だ。


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―素敵なご縁を頂きました!ありがとうございます!
❆ジーヴルさん【illust/77244161
編集中...

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―ひとつの噂が耳に入った。
『ひとりの魔女が人間に迫害を受けているらしい』――と。

「ぼくはシアーシャ。ここに魔女がいるって聞いて来たんだけど、それは―」
雪深い森の奥、そこにいたのは冷ややかな青を纏った美しい魔女だった。

――国への誘いは、にべもなくはねのけられてしまったけれど。

拒否されたのならば仕方ないと、しかし、幸か不幸か。――癪ではあるが、ぼくにとっては幸と取るべきか。
どれほどの偶然か。彼女へ向けられた人間からの攻撃。
そこに助ける意図があったかは今でもわからない。思わず、手を出してしまっていた。

それがきみにどんな心境の変化をあたえたのだろうか。けれどきみは、ともに来てくれるといったから。

「ようこそ。我らが魔女のための国、【常夜の魔女の国】へ。我らはお前を歓迎するよ」


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―初めて会った日のことは今でも覚えている。


予感はずっとあった。幾度となく繰り返していた人間との戦争は、これが最後なのだと。
だからこそ魔女たちには既に告げている。国を去ることは構わない、だが戦い抗うのなら最期までと。

そして、きみへ最後の命令を――。

「この国はもう終わる。だが、お前は逃げて生き延びてくれ」
……もとより我が拾い助けた命なのだから。


――共に、と。そんな願いを、請われるとは思いもしなかった。
否。気づいていたはずだ。きっと彼女なら、そう願うのだと。
どれほど共にいたことか。あの日からどれほどの想いを、愛を、与えてくれただろう。

きみには生きていて欲しいだなんて。
…きみに会いに行ったのだって、助けたのだってぼくのわがままにすぎなかったのだから。

―だから。ジーヴル、きみが願うのなら。
「……撤回するよ。ジーヴル。この国とともに、」

――ぼくと、死んでくれ。

我の命を国を滅ぼすための手柄になどさせはしないと、人の剣を以てこの国を我が血で汚させはしないと、
王たる我もこの国と共に亡ぶのだとして――、疾うに決めていた。
きみが、ぼくと運命を共にすることを願うのならば。


……国中を氷漬けにしましょうか、なんて。それは――
「きみの氷に包まれて終えれるのなら、これ以上ない最高の終わりだよ」
ああ、それはきっと、今まで見た事がないほどに美しい光景に違いない。


「ここは常夜の魔女の国。魔女が建てた魔女のための国。なれば、魔女が終わらせてこそ道理というもの!」

最初の王が始めたのならば、最後の王たる我が終わらせよう。
――人間になど奪わせてなるものか!

凍り付く国を、城を、かつてきみと出逢ったあの森のようなこの光景を、この眼に焼き付ける。
きみが側にいるのなら、こんな終わりなら、これ以上の幸せはない。

きみが願って、ぼくが告げた最期の命令。
最後まで、最期まで。ともに。

――その氷が融けるまで。

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✦申請について
設定上、亜人の方のみとさせていただきます。他、年齢・性別等は問いません。相性重視でと思っております。
関係性について強く望んでいる関係はないため、お相手さんとご相談のうえでと思っております。
恋愛に関しては性別不明となっておりますのでそれでも構わなければ、こちらは男女問わず大丈夫です。
エンディングは敗戦国となっての滅亡になります。現時点において王の存命は考えておりませんが、お話しさせていただいた中で決められたらと思っております。

返信につきましてはものすごく遅いため、大変申し訳ありませんが1~3日ほどお時間を頂ければ幸いです。
一週間経っても返信がなければ不具合等が考えられますので、お手数おかけしますが再送願います。

✦交流について
不可ではありませんが動けないと思いますので、pixiv上ではCSのみになります。
Twitterでお話しさせていただければと思っております。

良き従者とのご縁がありますように。

✦キャプション随時更新

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2019-09-27 12:35:43 +0000