👑 最期の命令を【illust/76186238】参加させていただきます。
👑 シグネ・クウェンネル
従者 / 女 / 20歳 / 160cm
一人称:私
二人称:あなた・~さま
👑 王宮仕えの物静かなメイド。近寄りがたい雰囲気だが仕事は丁寧で真面目。
密かに他国と通じ、国内の情報を流す密偵として動いている。忠誠心はない。
(密偵設定に関しては主催様から可との返答をいただいております。)
国に対し復讐心を持ち、国が滅びる所、王の命が潰える瞬間を見届けたいと思っている。
素敵な王様に仕えることになりました!
デジェル・ハーゲル様【illust/77176242】(デジェル様)
ひらり、ふわり。炎の中美しい花が揺れる。
幼い私は何が起きているのかも理解できぬまま、立ち尽くすことしかできなかった。
「いいえ、お気遣いは不要です。…それより、また食事をとっておられないようですが…。」
王宮に入って数年。従順なメイドとして仕事をしながら秘密裏に敵国に情報を流す日々。
情報を流すため罪に踏み込むことは、この国の全てを、王の成したことを知ることと同義だった。
王の責任、安寧の為に流れる血、向けられた憎しみの視線。それをものともせず辣腕を振るう姿。
(…冷たい人。この国の氷のよう。)この国の毒になるものは幾らでも切り捨てられるということか。
ある夜、王宮内をひっそりと歩くあの人を見掛けた。眠れぬ夜を嫌い、時折こうしているという。
「今、暖かいものを。…心が落ち着くまで私がお傍におります。」
ランタンの灯が揺れる。いつもと変わらない心の内を覗かせぬ表情。
けれど、照らされたその姿は昼間とは違いどこか頼りなく見えたような気がした。
自分が怖くないのかと問われ戸惑った。示されるぎこちない気遣いに心が和らいだ。
王としてすべてを背負い、この国を守ろうとする姿を傍で何度も目にしてきた。
…もう、わかっている。この人がこの国にとって良い王なのはとうに理解している。
―――それでも。
回り始めた歯車は止まらない。
すべての手筈が整い、後はこの国が灰になり崩れ落ちるのを見届けるだけ。
あの人がいつか言っていた。夜になると今まで始末してきた者たちが責めると。
きっと今、私の後ろにはその者たちが並んでいる。まるで葬列のように。
撒かれた火に記憶が揺れる。あの日のことを、王宮に入ってからの日々を、あの人の不器用な気遣いを。
…この歯車が回り始めたのはいつのことだったか。この国を裏切った瞬間か、復讐を誓った瞬間か。
あるいは幼いあの日に、私とデジェル様、そしてこの国の終わりは始まっていたのかもしれない。
震える手を抑え、竦む心に蓋をして、一歩また一歩と足を進める。
もう、回り始めた歯車は止められない。
👑 申請について。
種族・性別・恋愛の有無等関係なく相性重視でご縁がありましたら嬉しいです。
設定上、国が滅ぶ理由を他国から攻め入られた等の戦争方面に
制限することになってしまうのですがそれでも大丈夫、という方は是非…!
キャラシに記載している以上の事は何も決めていない為、
関係や細かなことはご相談して決めていけたらいいなと思います。
憎しみオンリーでもメイド生活の中で何か別の感情が芽生えていても
どちらでも面白そうかなと考えています。
交流はPixiv上、外部どちらも可能です。
のんびりになると思いますがよろしくお願いします。
メッセージは即日~三日以内に返信させていただきます。
三日経っても返信が無いようでしたらお手数ですが再度送信していただけると幸いです。
👑 不備等ございましたらお手数ですがメッセージから連絡をお願い致します。
キャプション随時更新。
2019-09-23 06:02:27 +0000