鎌倉時代末期の武将、楠木正成(くすのき・まさしげ)を描いた朗読歌唱ドラマ『龍起伝 ~楠木正成と久子~』全20話のうち、第4話「寧子(やすこ)と親子(ちかこ)」を、2019年9月4日(水)午後8時0分に、無料公開しました。第4話では、笠置山に立て篭もった後醍醐帝らと鎌倉幕府軍の戦い続くなか、都の皇子の母親たちがどのようにしていたかを想像して描いています。
当時の皇族の間には「大覚寺統」と「持明院統」という2つの流れがあり、年限を区切って交代で両方から天皇を出すということになっていましたが、そう簡単には物事は進まず、両者は対立していました。
「大覚寺統」の後醍醐天皇が笠置山に立て篭もって鎌倉幕府軍と戦う事態になったことで、後醍醐帝の女御(妻)の1人で皇子の大塔宮(護良親王)の母親である源親子(みなもとの・ちかこ)は、非常に困った立場になったことが予想されます。その一方で「持明院統」の後伏見上皇の女御で、花園上皇の義母であり量仁親王らの実母でもある西園寺寧子(さいおんじ・やすこ)にとっては、自分の子どもが帝になる好機が訪れたことになります。
第4話では、寧子が親子を訪ねたシーンを描いていますが、このようなことがあったという歴史的文書があるわけではありません。また「滋子」という名前になっていた久子が、源親子のもとで働いていたことがあるというエピソードもフィクションですが、どうかご容赦願います。
こちらは、2019年9月4日公開の朗読歌唱ドラマ『龍起伝 ~楠木正成と久子~』第4話:「寧子と親子」です(17分8秒)。
https://youtu.be/j1EChszjssA
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<朗読ドラマ『龍起伝 ~楠木正成と久子~』>全20話
【公開】2019年9月1日(日)~9月20日(金) 毎日1話ずつ午後8時0分に公開
(全話、無料。公開後はいつでもご覧いただけます)
作・朗読・歌:橋本正人
画:anji56
音楽:甘茶の音楽工房
編集:アイデアニュース編集部
龍起伝 公式ページ
https://ideanews.jp/ryuukiden
龍起伝 Twitter
twitter/ryuukiden2018
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2019-09-07 17:51:16 +0000