気付かない方が幸せだった。
※6/2 今更ですが修正しました。内容は変わっていませんが完全な自己満足です。これにより不都合が生じる場合は無視して頂いて構いません。
▽▼罪と罰となれの果て【illust/72114241】
小説誘導【novel/11618118】
お借りしたお話
▼いいこ【illust/75276675】
お借りしました
▼月詠さん【illust/72677974】
▽シキサ【illust/72672075】
問題等ありましたらご連絡ください。
また、何か不都合等ありましたらパラレルスルーしてください。
読後推奨
まず、好き勝手に書いてしまい申し訳ありません。ほぼシキサの語りとなります。
今回の話を簡単に言ってしまえば、シキサの「思い込み」が崩れる寸前の話です。
CSで記載していますが、シキサは本来情緒不安定です。受け入れられないことは「思い込み」と言う名の「現実逃避」で何とかしています。
そして、シキサは兄が死んだ事を受け入れてません。
受け入れてはいないけどこのままじゃ駄目だよなぁと思い、「兄が死んだ事を受け入れた」と「思い込んで」います。そうしないと、彼女は他人を「兄」と重ねてしまうのです。
今回、兄に対する「思い込み」が崩れる原因は、月詠さんが兄の容姿と似ていることに気が付いたからです。
今までシキサは、月詠さんの髪を見て「綺麗」や「懐かしさを覚える」と思っていました。その理由は、月詠さんの髪が兄と同じだったからです。それに気付いてしまいました。
月詠さんが、兄と同じ容姿をしている。たとえ髪の色でも、シキサにとって月詠さんを「兄」と重ねるには十分でした。
シキサは月詠さんを死者(兄)と重ねたくないので、必死に崩れかかっている「思い込み」を何とかしようとしています。
そのため、月詠さんを拒絶してしまいました。それほど余裕がないということです。
本当に長くなってしまいました…すみません…。
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兄さんへ
貴方が助けなければ。
貴方と約束しなければ。
貴方の方が生きていれば。
依存とかじゃなくて、貴方を家族として普通に愛していたなら。
私は、■■■■■■■■。
(塗りつぶされた手紙より)
2019-09-01 14:13:20 +0000