いままで映画館で複数回同じ映画を鑑賞するのは集中力切れて無理って感じだったんですが、
スーパーハゲは久しぶりに心の底からもう一度映画館で観たいと思いましたね、ええはい。
ヴィンディーゼルの醸し出すワンピ!家族!ドン・キホーテ!!感が皆無で従来作に比べて映画のインテリジェンスが高めなのがやや残念でしたが、ステイサムやドウェインの格好良さを堪能するにはこれ以上ないお得なバリューセットといった感じ。
とはいえワイルドスピードらしさでいえばかなり低いのが難点でしょうか。
近年のシリーズにしては寂しいぐらい過去作の設定の引用が少なく、オーウェンショウの存在がセリフの中ですら出てこなかったのが個人的にマイナスポイントでした。
また、前作のような潜水艦、核、魚雷に車ハッキングと車の雨のようなびっくりドンキーな発想ではなく、「超技術を持ったカルト組織の尖兵が肉体の動きを先読みして動ける」というあまり乗り物にこだわらない部分でぶっとんでいたというのが好みのわかれる部分なのではないかと感じました。車の数珠つなぎでヘリの上昇を食い止めるシーンは確かにすごかったものの、アイスブレイク越えには少し足りなかった印象。
やはり用意した車の台数の多さが違うんですかね。トランスフォーマーといいGIジョーといい僕はモブの車があほみたいな量壊されまくるのが好きみたいです。
ここまで不満をあげつらっておいて、なぜまた映画館で観たいと思ったのかというとそれはやはりデッカードショウの存在が大きいのでしょうね。はっきり言ってにわかというか浅いオタクだなあと我ながら思うのですが、あれだけヴィランとしての存在感を見せつけたデッカードの活躍を味方としてこれからも見れることがとにかくうれしいのです。ちょろすぎる。
そんなわけでワイルドスピードスーパーハゲもといスーパーコンボ、素晴らしかったです。
2019-08-20 17:00:06 +0000