【らせん神話】永【2期】

かじ
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こちらの企画【illust/74389775】に引き続き参加させていただきます。2期新規キャラになります。

※公式承認済

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「あら、こんにちは。久しぶりのお客さんで嬉しいわ。面白いものはないけれど…ゆっくりしていって頂戴」

「ここでずっと、主人を待っていました。けれど、今は…そうね、何を待っているのかしらね。ふふ」

「あぁ……こんな気持ちはいつぶりでしょうか。いつのまにか年老いてしまったけれど、まだ枯れきってないのかもしれません」


▼永(とこしえ) 渓谷所属
♀、公式サイズ

レベル65



一人称:ばあ、あたし

二人称:あなた、〜さん



▼ステータス

こうげき 5

ぼうぎょ 10

とくしゅ 0

すばやさ 0  合計 15



渓谷の国の、谷底にある滝壺でひとり住まう未亡人。
おだやかな性格で、時たま滝壺に訪れる者とおしゃべりをするのが唯一の楽しみ。打ち解けると、おやつを用意したり編み物をプレゼントしたりと、田舎のおばあちゃんのように世話を焼く。

昔、戦いでニドkingの夫を亡くしており、形見を右耳に付けている。
滝壺は当時から住んでいたようで、夫が戦いから帰ってくるのをいつも待っていた。
遂に彼が帰ってくることはなく、今は自らの最期を待っているようだ。

国同士の争いに心を痛ませながらも、なるようにしかならないと流れに身を任せて、いつも通り変わらない日々を送っている。

歳のこともあり、誰かを愛し愛されることはもうないだろうと思っている。

▼申請について

素敵なご縁を頂きました!
さいごのひと時を貴方と エグリマさん【illust/76175714

「あらまぁ、今日はなんだか肌寒いと思ってみれば、随分大きなご客人だこと。ゆっくり休んでいって下さいな。」
「ヌシ、ねぇ……あながち間違ってもいないわねぇ。このばあ、昔はこの滝壺で主人と2人で暮らしていたのです。お国のために命を燃やす主人の帰りを、毎日此処で待って…いた、のですよ」
「その紅に燃える瞳、何が見えているのかと思えば…貴方も、まっすぐ終わりを見つめているのかい。そんなに死に急ぎなさらないで、このばあの話し相手がまたいなくなってしまいますから…」

戦場に出向く主人の帰りを、この滝壺で待っていました。
ある日から、彼は帰ってこなくなりました…虫の知らせというのかしら、あたしはその時悟りました。
大切な人もいない今、ただただこの孤独な滝壺という暗闇の中で、胸の蝋燭が尽きるのを待つだけ…
そう、思っていたのに。

暖かな、紅の光が灯りました。
エグリマさん、貴方も死を待つ身でありながら、なんて前向きで頼もしいのでしょう。

「貴方とここで語らう時間が、毎日待ち遠しいのです」

彼も戦に命を削ってきた身、きっとまたあたしの前からいなくなってしまうのだろうと思ってたけれど

「おやおや、お互い歳なんですから、無理はいけませんよ。…ね、そろそろ腰を落ち着けるのもいいんじゃないかしら。ばあが腰揉んであげますから、ふふ」

思えばこの滝壺で、いつも何かを待っていました。けれど…もうその必要もないみたいね。
あなたと過ごす第3の人生、なんて素敵で美しいのでしょう。

「最期まで添い遂げさせて下さいな。エグリマ…愛していますよ」


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「今晩はなんだか夜が長い気がしますね」

あなたはいつものように微笑んで…あたしはあなたの手をとる。こんなに大きいのに、手はあたしと変わらない大きさなんだもの、そんな所までも愛おしい。

「エグリマ…あたしは幸せです。こんなに毎日が楽しかったのは、生まれて初めて…なんて、老いぼれには似合わないセリフだけれど」

あなたの側であたしも目を閉じる。いつもひんやりと冷たいあなたの身体…今日は何故だか安らかであたたかい。

「おやすみなさい、エグリマ。今日はぐっすり眠れそう…たまにはあなたと一緒にお寝坊してしまおうかしらね」

2期終了に伴い、エグリマさんと共に永も寿命を迎えロスト致しました。
素敵なご縁をありがとうございました…!

 

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2019-08-15 11:08:54 +0000