「私について来い。綺麗な景色が見える場所を教えてやる」
「……悪かったな、非力で」
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こちら【illust/74389775】の企画の第2期に子世代で参加させて頂きます。
◆名前:シルト Lv.21
◆所属:渓谷の国
◆種族:ド.ラ.ミ.ド.ロ
◆性別:♂
◆タイプ:ドラゴン
◆ステータス
こうげき:3(0+3)
ぼうぎょ:6(4+2)
とくしゅ:12
すばやさ:4
=合計:25
◆わざ
ラスターカノン(引継)
まもる(引継)
りゅうのはどう
ポイズンテール
一人称…私/二人称…キミ
通常個体よりも頭の触角(緑の部分)が長く、全身が傷だらけ。
傷は他者を護ろうとして増えたものがほとんどである。
父親に憧れて、誰かを護ったりエスコートしたりと紳士的な振る舞いをするように心がけている…のだが、母に似て口数が多い方ではないので冷たく素っ気ない印象を与えがち。
また、母親から貰ったブローチと父親譲りの金色の瞳は彼の自慢のようだ。
思った事は口に出してしまう性質のようで、「美しい」「綺麗」「可愛らしい」といった類の褒め言葉がよく飛び出す。若干の天然タラシである。
争いは好まず比較的誰に対しても積極的に歩み寄ろうとはするが、他者を傷付ける者には間に割り入ってでも応戦する。
こうげきが高いわけではないので純粋な力勝負になると押し負けてしまうことが多いが、とくしゅが高いため持ち前の頭の回転の速さで上手く相手の攻撃を受け流すような戦法を好む。
…が、誰かを護る為ならその身で攻撃を受けに行ってしまうような向こう見ずな一面もあるようだ。
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◆家族
父:ヒューゴさん(渓谷の国所属)【illust/75491990】
「父さんみたいに、大切なひとを導いたり護ったりしたいと思ってはいるんだが…なかなか難しいものだな。また今度、技の稽古をつけて欲しい」
「母さんに、私は父さんと似ていると言われた。訪ねてきた美しい羽のポケモンと話していただけなのだが、どういう意味だろうか…父さんに近付けているのなら、嬉しいが」
母:フラウト(渓谷の国所属)【illust/75492172】
「父さんやカミラは大丈夫でも、他のポケモンに容易に触れたら危ない。分かってる。…あぁ、それが悪い事や、寂しい事ではないことも」
「…また何か心配事か?母さんには父さんも、カミラも、私だってついているだろう。もう子供じゃないんだ、私も家族を護ってみせる」
妹:カミラさん(渓谷の国所属)【illust/76009477】
「カミラ…おいカミラ。あまりフラフラするな。……何?美味しそうなきのみを見つけた?それなら父さんと母さんの分も持って帰ろう。…取りすぎるなよ、持って帰るの大変なんだから」
「っ……カ、カミラは力押しが過ぎる………いいや、いい。助かったよ…ありがとう」
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◇素敵なお相手様と御縁を結ぶことができました!(8/17)◇
ロードさん(深緑の国所属)【illust/76014265】
「…綺麗な羽だな。色合いも、艶も。凄く…美しいと思う。触れられないのが残念だと思うくらいだ」
「何しに…?会いに来た。キミと話したかったんだ。駄目だったか?」
「下がっていろ、ロード。万が一にもキミに怪我などさせたくはない」
「ほ、本当に触れても良いのか…?いくら眠れば治るとはいえ……痛かったら言ってくれよ?」
「初めて会った時から…キミを見ると胸がざわつく、というか………そう、見惚れたんだ。キミに」
「…だから。キミの居場所を私に護らせてくれないか?ずっと、傍で」
また、番以外の関係も随時募集しておりますので何かありましたら気軽にお声がけください。
質問・問題などありましたらメッセージにてお知らせください。
良いご縁がありますように!
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「あぁ、キミは美しいよ。できることならキミに触れてみたいが…それは叶わぬ願いかな」
「いや、いい。例え触れられずとも、一番近くでキミを護らせてくれ」
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思えば、これまで色々な事があった。
自信家で気高い父さんと優しくて心配性な母さんの元に生まれ…妹のカミラと一緒にきのみを採って家族で食べたり、時には助けられたり。
カミラは群島の氷華と寄り添って生きる事を選んで…そうして私も、唯ひとりの大切なひと…ロードと出逢った。
一目惚れなんてしたのは勿論初めてで、私はこのひとの傍で生きたいと…一生護り抜きたいと、そう思った事はよく覚えている。
リュゼとストレリチアが生まれた時は柄にもなく少々はしゃいでしまったな。
リュゼはやんちゃで遊びたい盛りで時々ビリリダマを拾ってくるものだから手を焼いたし…リチアも生意気で素直じゃないから時々他所の子と喧嘩して……いや、苦労話ばかりしてしまったな。ふたりとも根は優しい子なんだ。あまり表には出さないけどな。
…そして、あの日。渓谷の国が滅んだ日。
どうすることもできなくて、私はロードと共に深緑の国へと逃げた。
リチアは天空の白花と共に生きるのだろう。でも、リュゼは…あの子が選んだ新しい家族は、渓谷でしか生きられない。
分かっていた。だから戻ろうともした。けれどそうすれば、もう二度とロードの元に帰れないことも悟ってしまった。
リュゼが選んだ道を信じた、と言えば聞こえは良いけれど。結局私はロードと共に生きる事を選んだ。
悔いがなかったと言えば嘘になる。
…でも、それでも。
最期にキミと寄り添い眠れる事。
この未来を選んだ事を、間違いだと思いたくはないんだ。
…聞こえているだろうか。ロード、ありがとう。
私は幸せだった。今は胸を張ってそう言える。
……おやすみ、またいつか。
2019-08-12 10:40:21 +0000