illust/75722600の続きでございます。瞼の母をたずねてタヌ吉とともに旅立った栗古のお負(ぐりこのおまけ)。彼女がたどり着いた宿で、ひとりの娘が声をかけます。「よくそんな不用心で旅なんかできるわね。襲ってくれって言ってるようなものよ」「あんたは?」とお負が訊くと答える彼女。「あたしは久暮のお雁(くくれのおかり)。用心棒をやったげる」そう言うと、手刀で樹の枝を切り落としてみせました。商家の箱入り娘のような姿だったのに…。…と、その時!?
2019-07-27 09:53:24 +0000