ボーン

リグニン

小説を書くのが大好きな子。誰もいない部屋で、いつからそこにいるのか何のためにいるのか自分は誰なのか何もわからないまま小説を書き続けている。小説の続きに行き詰っていたある日、ラグドールが現れる。おそらく初めて会った他人、新しい価値観との触れ合いはとても斬新だった。

徐々にボーンが小説を自由に描けるようになると彼はどこかへ旅立とうとする。その度にまた書けなくなった振りをして長くいてもらおうとする。彼にはずっとここにいて欲しい。その一心で告白すると、君への好きはラブじゃないとフラれてしまう。

同時にスランプも演技である事を看破され、彼はボーンに背を向ける。何とか引き留めようと彼の記憶の一部を消そうとするが、上手く行かず記憶の大半が消えてしまう。彼は記憶を失いながらもボーンの世界からいなくなった。

彼はこれまで通りの事を続けて回るが、目的を失った彼は僅かな記憶にある自身を真似しながら手段だけを行い続けるのだった。

#original#ボーン#物書き

2019-07-06 14:35:30 +0000