ー居酒屋ー
千寿「……というのが妾の昔話じゃな」
団長「なるほど…ありがとうな!興味深い話だった…!やっぱり世界は広い…!!」
ハンター「僕らの知らない世界ばかりですもんね!」←また団長に連行された
錠(この肉うまいな…)
千寿「しかしあれじゃな。妾だけ喋るのも不公平じゃ。誰か何か語れるような過去はないのか?」
千寿「ほれハンター、お主なんかないのか」
ハンター「僕ですか!?そうですね…」
千寿「そうじゃ!お主が団長と会ったときのことは興味があるぞ!何かえぴそーどはないのか?」
ハンター「エピソード…ですか」
ハンター「……濃いですね」
団長「ハッハッハ!!確かに濃いかもな!!なんせ、俺たち出会った途端に古龍に襲われたんだものなァ…」
ハンター「ですな…」
ハンター「僕はなんやかんやで故郷が無くなって…ハンターになって生計立てようと思って放浪してたんです」
千寿「そこをなんやかんやで済ますのか…」
ハンター「まあ色々あったのです…」
ハンター「それで、ハンターの資格を貰うためにバルバレっていう街に行こうと思って貨物船に便乗させてもらったんですが、そこで団長と出会ったんです」
団長「懐かしいなァ…」
ハンター「ええ…まさか古龍に遭遇するなんて思いもよりませんでしたが」
ハンター「……今思えばあれが僕の冒険全ての始まりだったって思うと感慨深いなぁ」
千寿「その冒険の話はしてくれんのか?」
ハンター「あはは…夜が明けちゃいますよ。その話はまたの機会に」
ハンター「せっかくみんな集まってるんだし、みんなの話も聞きたいです」
千寿「むう…それもそうじゃな」
その時のお話
novel/9817336
2019-06-07 12:00:02 +0000