あれを倒し、そのまま保管庫へ突き進む。と、そんな中。
「ボイド、あれは!」
ウィーブが指し示す方向を見ると、向こう側で幻影に襲われている少女がいた。あれは確か、名前は忘れてたがステラリアの友人だったはずだ。
だがここから走っていくのは厳しい。何しろ、向こう側へ行くには渡り廊下を経由しなければならない。しかも、渡り廊下はかなり離れた場所にある。
と、ウィーブが取り出したのは…なんと狙撃銃だった。それも荷電粒子ライフルじゃない、実体弾式のだ。
「おい、ウィーブ…」
「無論、実体弾式にしたのには理由があります。窓ガラスには確か防護の魔法がかけられていた筈、レーザーでは防がれる危険性があります」
「そうじゃなくて、もしかして…」
「ここからあの幻影を排除します。ボイドは援護をお願いします!」
「やれるか?」
「弾道計算などは私の得意分野です。何しろ、私は元をただせば警察用通信端末、すなわち超小型コンピュータですから…ボイドが一番よく知ってるでしょう?」
狙撃銃を構え、件の幻影を狙うウィーブ。
と、そんな時に今まで戦ってきたような、カートライト・カルテル構成員を再現した幻影共がやってきた。
では、俺の出番だ。守り抜き、そして全部やっつけてやろう。
少しばかり、暴れたい気分だったんだ。
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ピエトラさんがこちら【illust/74918323】でピンチだったので狙撃で援護。
別棟的なところから窓ガラス越しにスナイプ、な感じです。
ご都合等悪ければパラレルスルーで…
■お借りしました
少女の運命やいかに ピエトラさん【illust/72969843】
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スナイパー ウィーブ【illust/73721135】
その護衛? ボイド【illust/73129574】
2019-05-31 12:11:38 +0000