”ララ・ドールの子守歌(illust/71777311)”
✿アリシア(Alicia)
ララ/女/5歳(製造年齢)/120cm
(一人称)アリシア(二人称)あなたさま(三人称)[名前]さま
花など香りのよいものを食べると良い香りがする魔法がかけられているララ。双子の妹。
性格はぶりっ子で寂しがりで子どもっぽい。
ララとしての務めは果たすので、主人には沢山可愛がってほしいと思っている。
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❀✿とても素敵なご主人様にお迎えして頂きました♡(6.9)✿❀
アルテアさん【illust/75103035】(呼び方:アルテアさま、ごしゅじんさま)
アリシアが店頭に並ぶようになってから半年。
今日もアリシアは大好きな姉と一緒に自由気ままに過ごしていました。たまに持ちかかる商談は姉の陰に隠れて全力で拒絶です。
(アリシアのごしゅじんさまになる人は世界で一番優しい人じゃないとダメなんです。だってアリシアは世界一しあわせなララになるんですから!)
☆ ☆ ☆
ある日、一人の少年がふらりとお店にやってきました。
日が暮れて薄暗くなってきた店内に、少年の身に着けた装飾品や灯りがキラキラと輝いてまるでお星さまのよう。アリシアは引き寄せられていきました。
「わ~ぴかぴかしてきれいです!アリシアに見せてください!」
灯りを手渡しながら微笑んでくれた少年の笑顔がとても優しくて、アリシアはなんだか嬉しくなりました。
「アルテアさまっていうんですか?アリシアはアリシアっていうんですよ。わ~お名前似ていておもしろいです~」
「光るお花なんてはじめてみました!これは勿体なくてたべられないですね~」
アリシアは少年といると楽しくて、嬉しくて、心地よいことに気づき、(アルテアさまがアリシアのごしゅじんさまになってくれたらいいのにな)という気持ちが芽生えてきました。
だから勇気をふりしぼって聞いてみました。
「アルテアさまがアリシアのごしゅじんさまになってくれるんですか…?」
しかし、少年の返答はアリシアの期待したものではありませんでした。
☆ ☆ ☆
その後もアリシアは変わらず、大好きな姉と一緒に自由気ままに過ごしました。たまに持ちかかる商談は姉の陰に隠れて全力で拒絶です。
(さっきのお客さまよりアルテアさまの方がずっと優しそうだったですし、アルテアさまといる方がずっと楽しかったです……)
窓から夜空を眺めている時、時折ふと思い出すのは、あの時の少年でした。
☆ ☆ ☆
それから三年が経ったある日、一人の青年がふらりとお店にやってきました。アリシアはすぐにその青年があの時の少年だとわかりました。
「アルテアさま…!アリシアのことをおぼえていますか」
青年はアリシアに気づいて頷いたかと思うと、その場に倒れこみました。
眠る青年の表情は悪夢にうなされ、とても苦しそうでした。かわいそうになったアリシアは青年のために一生懸命心を込めて子守歌を歌いました。誰かのために歌を歌うのはこれがはじめてです。
「おはようございます、アルテアさま。よく眠れましたか?」
目を覚ました青年はあの頃と変わらず優しいままでした。
そしてアリシアはララとして、コールに苦しむこの青年の役に立ちたいと思いました。
だけどアリシアは悩みました。この青年に心惹かれるのは確かですが、大好きな姉と離れ離れになる決心がつかなかったからです。
(アリシアを選んで欲しい)この一言が言えずにいました。
しかし、青年が他のララを探すために旅立つことを知ったアリシアは、いてもたってもいられず青年を追いかけていきました。
「アリシアを、アルテアさまのララにしてください!」
☆ ☆ ☆
「ごしゅじんさま~抱っこしてくださぁい♡」
そうアリシアがおねだりをすると、青年は笑って繋いでいた手をそっとほどき、アリシアを優しく抱え上げてくれました。アリシアはぎゅっと青年にしがみつきます。
「ごしゅじんさま~あのお星さまってなんて名前なんですか?なるほど~ごしゅじんさまは物知りですごいですねぇ」
「ごしゅじんさまごしゅじんさま。次の街はどんなところですかねぇ。見たことないお花が沢山あったらうれしいです」
二人の旅路を月灯りが照らします。
頭上には満天の星。手の中には世界で一番優しく輝く一等星。
(えへへ、アリシアは世界で一番しあわせなララですね、ごしゅじんさま)
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✿双子の姉
レティシアちゃん【illust/74914194】(呼び方:レティおねえさま)
大好きな双子の姉。同じ原石からなる双子石を核の宝石としている。
お互い双子の片割れを呼び出すベルを持っており、アリシアは何かあればすぐにベルを用いて姉に報告しようとする。
姉といる時はべったりくっつき、いつも以上ににこにこしている。
「うううレティおねえさまと離れ離れになるのとってもさみしいです~~。アリシアはおねえさまのことをいつも考えているので、おねえさまもアリシアのこと忘れないでくださいね。ぜったいですよ...!」
「レティおねえさま~♡アリシアはおねえさまに会いたくて会いたくてしにそうでした!レティおねえさま好みのお花を用意したので今日はゆっくりお喋りしていってくださいね♡それとアリシア新しいお歌を作ったのであとで聴いてほしいです~」
「今日のレティおねえさますごくいい香りがします~♡あっもちろんいつもいい香りですけど!どんなお花を召し上がったんですか?アリシアもおねえさまとお揃いにしたいです~今からお花屋さんに行きましょ、ね?ねっ?」
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※キャプション随時変更予定
2019-05-26 08:25:02 +0000