今日・5月6日は、10連休と続いたゴールデンウィークの最終日にして、二十四節気の第7・立夏です。市街地の公園や行楽地などでは、赤・白・紫などの、様々な色の躑躅(つつじ)も咲いていますが、わたしは躑躅が咲く事で、初夏の到来を実感します。
ゴールデンウィークの後には、あちこちの学校で、運動会が開催されたり、様々な団体が主催するスポーツ関係のイベントも開催されたりで、大勢の人々が体を思いきり動かしながら、やる気満々でスポーツに張り切る事でしょう。
わたしは今までに、『ニルスの不思議な旅』のニルスをメインにしたイラストを、沢山投稿して来ました。今回も、『ニルスの不思議な旅』に登場するキャラクターを、主人公のニルスとキャロット以外で、描きました。
前回に続いて、第5話(以下、第5話と表記・統一)に登場したゲストキャラクターの1人、国民高等学校の男子生徒の1人(以下、男子生徒と表記・統一)を、現在の体育の授業に即した姿にアレンジしました。
これで、第5話に登場した、国民高等学校の主な男子生徒は、既出の2人(illust/64056465およびillust/74104957)で、3人が揃いました。
今回の男子生徒と上記の2人が、マリア以外で、ニルスを最初に目撃しました。
今回のイラストは、西暦1980年(昭和55年)のTVシリーズ本放送当時、男子生徒を演じられた(と思われる)小宮和枝さんに宛てて送った、最新版の絵葉書が原版です。小宮和枝さんは、『Yes! プリキュア5』の敵対組織・ナイトメアのキャラクター・ハデーニャも演じられていますが、第5話では、男子生徒の他に、ビットシェーブレ城の管理人の兄弟の弟も演じられました。
投函する前に撮影した画像の一部を、トリミング加工してリサイズしました。
今回のイラストは、平成に描いた、最後のイラストでもあります。
今回のイラストは、第5話に登場した男子生徒が、ゴールデンウィークの時期という事で、日本に観光旅行に来たイメージを込めて、描きました。時期的には、第5話より丁度1年後の春とイメージしました。
時としては、描き慣れた、ニルスの体操服と競泳パンツ姿とは、異なる雰囲気のイラストを描きたくなりますが、1話限りのゲストやモブのキャラクターにも、花を持たせたいという、ファンならではの「気持ち」が、こうしたカタチで表現されます。
今回のイラストも、前回の男子生徒とほぼ同様の姿ですから、画像を御覧になる方は、ガクッとされる事でしょう(笑)。
短パンは「非エロティシズム」の象徴(!?)ですから、最初から性的嗜好はありません。
男子生徒は、前回の男子生徒とほぼ同様の姿ですから、体操服に競泳パンツ姿のニルスとは対照的に、「色気」は微塵もないものの(笑)、不自然に見えないように注意して表現しました(笑)。
ポーズは全面的に、『機動戦士ガンダム キャラクター大図鑑』第2巻より、ベン・ウッダーの丸写しです。
ニルスの体操服は、お約束(!?)の半袖丸襟ですが、男子生徒のそれは、前回の男子生徒とほぼ同様にして、「裾出し」にしました。体操服の皴も、前掲書の、ベン・ウッダーを参考にしました。
短パンのディティールは、某シリーズより丸写しです。無論、「男の子の象徴」が目立たないように注意しました。
葉書のスペースの関係上、膝から下は描けませんでしたが、両脚は、ふくらはぎまでの白いソックスと、体操服と短パンに合わせて、青と白のナイキのスニーカー(理想はエアフォース1)がイメージです。
今回のイラストのバックは、運動会とは全く関係のない場所ですが、西暦2017年(平成29年)の雪城ほのかのイラスト(illust/62939051)と同様に、季節に合わせて、躑躅(つつじ)の咲く丘をイメージしまして、手持ちの書籍(漫画)から、それらしく描き写しました。しかしながら、躑躅は、様々な種類がありますから、赤・白・紫・緑と、不自然にならないように注意しながら、様々な色で表現しました。また、良く澄みきった空気もイメージしました。今回は、紫が少なかったですが(笑)。
男子生徒が立つ、躑躅の咲く丘は、東京都青梅市塩船にある塩船観音寺の山の一部を、イメージしています。塩船観音寺は躑躅が有名で、毎年春(特に5月)には、躑躅祭りが開催されまして、大勢の観光客が押し寄せて来ますが、この時期には入山料が必要です(笑)。入山料は、躑躅の維持管理の為の費用に充てられます。
場所柄、革靴や木靴では大変でしょうから、男子生徒の靴はスニーカーがイメージです。
イラストの絵葉書の雰囲気を醸し出すには、バックの様々なアレンジも大事なのでしょう。『ニルスの不思議な旅』では、何よりも背景美術が重要にもなりますから。
今回のイラストでは、男子生徒は、家族と共に、日本に観光旅行に出かけたという設定で描いていますが、観光旅行で行った、塩船観音寺の満開の躑躅の山を一望して、「おお、良いな」と感じて、何か心に期するものがあったのか、早速、体操服と短パンに着替えて、今回の旅行の思い出に、満開の躑躅の山で記念撮影、というイメージです。
イラストが、全体的に、やや明るめに見えるのは、デジタルカメラの光量調整によるもので、ストロボは使用していませんが、季節が季節ですから、初夏の眩しい日差しの中に「すっく」と立って、ややリラックスしながら、ポーズを決めている、とイメージして頂ければ、何よりです。
例によって例のごとく、着色は殆どマジックを使用していますから、陰影は付けていません。着色の際には、「色ムラ」が出ないように十分注意しましたが、陰影が付かない分、あっさりとした印象になるかと思われます。
今回のイラストの男子生徒は、前回の男子生徒とほぼ同様で、「色気」は微塵もなく、「露出度」も少ないものの、現在の体育の授業では、男子・女子共にこの姿が主流です。それでも、運動会の時期には、ニルスを体操服と競泳パンツ姿にアレンジしたいです。
いずれかの機会には、前回の男子生徒および今回の男子生徒が、体操服と短パン姿で「つるんで」いるイラストも描きたいです。
前回に続いて、今回も、主人公のニルスに比較しますと、キャプションが素っ気なくなりました(笑)。
それでも、先に書きました通り、日本の初夏らしく、イラストのバックを、塩船観音寺の満開の躑躅の山にして、ゴールデンウィークを強調して、シンプルかつ分かり易くしました。
今回のイラストも、出来る限り力を入れて、丁寧に描きましたから、御覧になる皆様が、10連休と続いたゴールデンウィークに決別を告げて、再び、そして新しい旅に出て、風のように何処までも行こう!! という気持ちになって頂けましたら、幸いです。
2019-05-06 03:00:01 +0000