(画像間違えたので上げ直しました。速攻ブクマ下さったかた、閲覧下さったかたすみません)
誰に呼ばれたか、わからない。
光どころか、音も、温度も、感触も無い闇の中でたった独り、動くことすらできずにただ何かを待っていた。
肉体が崩壊する瞬間、求めてしまったものの代償はあまりにも大きくて。
願わなければ良かった。
望まなければ良かった。
運命に従い消えてしまえば良かった。
そもそもが
生まれなければ良かった。
自身の身体すら知覚できない暗闇に自我が崩壊するのが先か、影の供給が追い付かず存在が消滅するのが先か…否、どちらも変わらないだろう、自身にとっては。
いずれ、消える。
なればもう、抗いはすまい。意識を閉じて永遠の眠りに…
『君はそれで良いのかい?』
在るはずのない声に問い返す間も無く感覚が、重力が溢れかえる。
『ボクが力を貸す。もう一度だけボクの存在を貸してあげる。だから』
眩しい…
『確かめておいで』
気付けば、見知らぬ場所に立っていた。
背には硬い欄干の感触、頬を撫でる風と、耳をくすぐる音楽と人々の声、そして。
光。
最初に目に付いた暖かな色をした光の中、そこに佇む影は…
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うちのこはこちら
ハリホック・ラウディス illust/73562006
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呼ばれてはみたけれど illust/74493802
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謳華祭 illust/74223571
パンツドレスだからギリギリ女装じゃない(きっぱり)。
2019-05-02 04:46:41 +0000