「…なんげわらわら出てきたねえ」
雲を穿く要塞から、無数の球体が射出される。
回転刃や光線を繰り出すそれは、見る限り材質は鉱物のようだ。
どういう機構で浮揚しているのかはわからないが、少なくとも生物ではなさそうだ。
鞭と炎で相手をするのは手を焼くことになるだろう。
――ならば、破壊力の高い味方の援護に回るべし。
「ん…全部…焼き砕く…」
背中を預けた魔族の娘は、気怠げに最低限の言葉を紡ぐ。
無骨な縋に炎が燻り、燃える尾が跳ね、破壊に臨む心境を描く。
獲物を捉えた彼女の右目が、妖しく青く輝いた。
アフターお楽しみのところ失礼します!大遅刻です!
もうなんか結果出てますけどEXイベントでの様子です。
◆お借りしました
ヴィニカさん【illust/73335235】
ヴィーゲ【illust/73611707】
ファンタジーイラストを描く企画 pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
2019-04-27 14:08:37 +0000