「 梁山侠女異伝 」第32弾(゚Д゚)ノ! 108星、第68位、69位の侠女。出洞蛟・童威(シュツドウコウ・ドウイ)、翻江蜃・童猛(ホンコウシン・ドウモウ)姉妹であります(゚Д゚)ノ ■ 出洞蛟は、洞窟を出た蛟(ミズチ)。翻江蜃は大河を覆す蜃(シン)…なのですが、「 蜃 」には、蜃気楼を吐く大ハマグリとする説と、竜の眷属・蛟の親戚みたいなものだとする説があって、どちらを指すのか良く解りませんw共に水の怪物を冠している事は確かですがw ■ 彼女たちは、梁山泊水軍に属しますが、入山以前は江州掲陽嶺で混江龍・李俊(コンコウリュウ・リシュン)姐さんと共に水族をしておりました。 ■ 梁山泊には、首領の信奉者が多い訳ですが、童姉妹に関して言えば、ただただ李俊を敬愛しています。その活躍も常に李俊と共にあります。 ■ 梁山泊が朝廷に招安されて国の為に戦う道を選ぶ事を、独立心に富んだ水軍衆は快く思わぬ者が多く、特に李俊はあからさまに反発しました。童姉妹は首領よりも、朝廷よりも、李俊の為を考える娘たちですから、方臘戦終了後、泊軍を離脱する李俊に従って、中国を後にします。 ■李俊はその後、シャムに渡り、そこで国王となるのですが、童姉妹もそこで高位に就く事になります。 ■ 後世になって描かれた「 水滸後伝 」は、水滸伝の終幕に短く語られるこの件を膨らませて作られた物語であります(゚Д゚)ノ
2009-12-01 09:37:38 +0000