「おい、カーレーン?」
いつもは落ちつきなく駆け回るたびに弾む音がしないことに気づき。
遊んでくれる者をみつけて食堂あたりにいるかと、足を向ける。
「カーレーン?」
慣れてきたとはいえ、カーレーンや誰かの付き添い無しで一人で出歩く事が少ない分
どうしても控えめな声になる。
「……」
机の上におおきな紙をひろげて描いているうちに。疲れて眠ってしまったのだろう。
「行儀の悪いやつめ、机に上るもんじゃないぞ。」
苦くため息を付きながら抱き上げようとすると、紙面にひろがるカラフルな絵が目に入る。
みんな楽しそうに笑う。
このギルドの・・・・・・家族の姿。
そして、そこには、笑うシャルの姿も描かれている。
つれてきてくれたタンザと、導いてくれたカーレーン。
生きるということと向き合わせてくれた存在だ。
紙を撫で。一人ひとり。自分が見たことのない顔も含め確認していく。
「本当たのしそうだな。」
そうして、仔猫が忘れた一人をそっと持っていたペンで書き足す。
「コレで完成だろう?」
自分の隣。
この家族の下へと導いた、小さな小さな案内人の笑う姿を。
【お借りしました】
名前やIDの字数都合上省略させていただきますが。
猪風堂々タグでさかのぼりお借りしました。
見落とし書き損じ等ありましたら申し訳ありません。
今回は地蔵か、友人と自キャラファンタジアだけかなぁ。
なんていいながら、結局もそもそと、ギルド参加し、お邪魔させて、イロイロと交流させていただきました。
楽しい2ヶ月間ありがとうございます。
コレをもってシャルとカーレーン双方のEDとさせていただきます。
2019-04-20 11:22:03 +0000