自分でも意外だったんですけど。
貴方が私の作品を拒絶した時、胸に浮かんだのは哀しさでした。
貴女も私を、僕を、僕の作品を、認めてはくれなかった。
かつて我が師が僕を追放したように。
そんなことは慣れているつもりだったんですけど。何故でしょうね。
答えは未だ「解明の途中」です。
ああ、それでも、私は確信しているのです。
私の為したことは正しいと。
だって、貴女も感じたでしょう。
貴女が私の絡繰った凶弾に倒れたとき。
貴女の大事な兄弟たちがあんなにも激情に呑まれ、
貴女の民たちがあんなにも奮い立っていた。
貴女の喪失によって、莫大な創造の力が生まれた瞬間です。
なにかがなくなるという事は、次の創造の為のエネルギィに他ならないのです。
戦争とは、破壊と喪失の次に、また新たに何かを造りだす、人間の健全な方向性なのです。
それなのに、ああ、この大陸は、もう、そんな楽しいことを止めようとしている。
不安定であることこそが次のエネルギィを生み出すというのに。
なればこそ。
私は、僕は、動かねばならない。
「つまらないこと」は熱的死を意味します。
そんなわけにはいかない。
私は確信しているのです。
人間は、人間の造りだすものは、面白いと。
ほら、私に向かってくる力が、こんなにも。
死に死なれ殺し殺され哀切が憎悪が破壊が創造が正気が狂気がエネルギィが循環する、その輪は、
とても美しいものではないですか。
◆お借りしました
ロゴillust/72938037
公式NPCから
角無しの皇帝ゼラ・火と鉄の王エゼル・開拓王の血脈ギデオン
破壊をもたらす者オールン
https://www.pixiv.net/special/pfls/lp/
◆きょういちにちで62万閲覧はちょっと厳しいかもしれませんけど最後まで希望をもって挑みましょうの企画元様illust/72934234
「ああ、もうすぐ、貴方の牙が 私に届く」
2019-04-14 00:11:42 +0000