――意識が戻る
全身はボロボロで
右腕はとくに無残なものだった
身体を起こし、周りの状況を見て理解をする
全て、終わっていた
かの騎士は――
巨躯は大半が砕けてはいた
その生死はわからない
巨影は経験上
総じて生命力が強く
人の範疇ではその生死を測るのは難しい
一つ言えるのは
オレの拳は、届いたのだ
戦いは、僅かな時間であった
勝負は一瞬であった
だが、そんな僅かな、刹那の時間の中
確かに語り合えたような気がした
まるで、昔から知っているかのように
拳を通じて沢山の事を・・・
「ありがとう、最大の好敵手(とも)よ・・・」
そんな言葉が微かに口から漏れた
その一月後
ケイヴァンの死の報を聞いた瞬間
これまでに感じたことのない喪失感に襲われた
だが、哀しんではいけない
悲観してはいけない
それは誇りをかけて戦った戦士に対して
侮辱に等しい
「誇れ、貴殿はノーザリアが誇る巨影(私)を打倒したのだ」
そう言われた気がした
ならば、敬意を持って誇ろう
かの好敵手に
オレのこの拳はおぼえている
かの騎士のことを
そして、これまで戦ってきた者達を
この拳こそが、オレの
全てだ
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こちらillust/73986972を見ていてもたってもいられなかった!
僅かな交流でしたが、ケイヴァンさんと好敵手(とも)になりたかった!なりたかったので好敵手(とも)と呼ぶことをお許しください!!!
叶うならば、アナザーのIFで共闘したい・・・!ケイヴァンさんillust/73126162
本当にありがとうございました・・・ッッ!!
2019-04-01 14:55:17 +0000