「主を失った哀れな騎士、勘違いが広まってますね」
魔眼がある以上、距離は取れない。
だが魔眼と衝脚が隙を消し合い攻めに移れない。
ならば、と覚悟を決め、次の一撃を必殺にするために右手に力を込める。
魔眼に焼かれた肉も衝脚に折られた骨も無視する。
狙うは―――。
「我らは月桂樹の騎士は陛下を守るだけの者にあらず!
陛下と志を共にする、民を守るために集った剣なり!!」
会いに行けばよかったなぁ……。
■お借りしました、イツキ【illust/73027517】
■ヒターク【illust/73856387】
2019-03-31 11:03:54 +0000