「我々は明日クリフフォートに発ちます。最期にお会いできてよかった」
灰の騎士ユリアは、最後までファイアランドのために戦うという。
月の女王レスリーが戦死した今、女王と個人的な契約を結んでいた彼女にはこのままここに残る理由はないだろうと、シルヴェステルは思っていた。
確かに、彼女がここに残るのであれば、彼女が女王と交わした約束は継続される。
だが、この短い間に感じたこの騎士の印象からならば、そこには少なくない情もあるのだろうと思えた。
「貴方と肩を並べて戦場に立てたこと、ローレルランドの騎士として光栄に思います」
「貴方の進む路に、月明かりが共にあらんことを」
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最終章前くらいにあったかなっていう感じで。
たぶんこちら【illust/7365178】のあと。
◆お借りしました!
灰の騎士ユリア【illust/73133192】
◆自分の
シルヴェステル【illust/73122708】
◆企画元様
pixivファンタジア LAST SAGA【illust/72934234】
2019-03-30 15:04:42 +0000