「クソったれ!」
その炎が頬を掠めた瞬間に感じた冷やりとした熱。
これは駄目だ。
父親に口酸っぱく言われた言葉を思い出す。
『我々一族は核を冷やしてはならぬ。核の熱は絶やすな、人で言うそれが我々にとっての心臓よ』
それが分かっているからこそ火を喰らってきた。
アルヴィの焔は自分にとって天敵に等しい。
おまけに背後にいるジョシュアの矢も気にしなければならない。
心の中でヴルカ―ンは頭を抱えざる負えなかった。
■お借りしました。
アルヴィ【illust/73393789】
ジョシュア【illust/73393790】
■火喰いの半竜【illust/72994288】
■pixivファンタジアLastSaga【illust/72934234】
2019-03-27 15:32:13 +0000