【illust/73840743】→【今ここ】→【illust/73849457】
破損し氷漬けで満身創痍の副神官長レフを膝に乗せ、ヴァシリエは本来の力ではない快癒を試みる。
戦神として造られた身に、それはどうしても難しく、糸をたどるようなもどかしさがあった。
「もう、いいんだ、ヴァーシャ……。『死に誠実たれ』だよ……。」
「バカ言うんじゃないわ、『死すべき時を過たず』よ! まだ貴方は召される時ではないでしょう!
私は強欲なの。『愛と信仰どちらを選ぶのか』なんて聞かないでね。」
熱い涙が頬をこぼれ落ちる。
その涙は軽い教義違反ではあったが、それを見せられる相手もこの男のみであった。
「愛しているわ、リョーヴァ。」
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◆お借りしました◆
副神官長レフさん【illust/72938458】
◆自キャラ◆
神官長 / 人造神ヴァシリエ【illust/72937865】
【Level Down】
氷からの再生と、竜の治癒という大事を行ったので、神格が著しく下がりました。
翼は500mから50mに縮まり、いわゆる「亜神」になりました。
◆ファンタジーを描く企画・pixivファンタジアLS【illust/72934234】
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2019-03-26 11:29:40 +0000