"この地に根づきしふるきもの、おおいなる樹木の精霊よ、我らに力を貸し与えたまえ!"
魔女の朗々たる詠唱に、地の底から応える声がある。
――ヒトの子のあらそいなど知ったことではないが、アレはいけない。
けがれしもの、よこしまなるもの、こわすもの。
よかろう、小さきものよ。汝らに手を貸してやろう――
幾重にも打ち寄せる鐘の音のような響きとともに、地面が割れ、無数の"樹"が生えてくる。
しなやかでありながら鋼の硬さを併せ持つそれは、見る間に成長し、空高くへ手を伸ばし、そして。
「うっそだろ、オイ……あの怪物を縛り付けたぜ」
* * *
非公式イベント「大悪霊討伐」、参加させて頂きました。
思いついたシチュエーションを衝動のまま描いてしまいましたが、こちら勿論パラレルスルーして頂いて構いませんので! そもそも本当に拘束できるの? 無理ゲーじゃない?? って話でもありますし!!
……やりたい放題やっちまってすみませんでした(土下座)
Q)ちなみにこの魔女は強いのですか?
A)本人はとりたて強くないです。「古く力あるもの」を呼び出してその気にさせるのが上手いだけです。
■非公式イベント
大悪霊討伐:【illust/73852014】
■自キャラ設定
常盤木の魔女フルオライト:【illust/73670137】
■企画目録
pixivファンタジアLS:【illust/72934234】
2019-03-24 20:20:23 +0000