pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
「本来であれば銀行員なんて柄じゃないんだよ。何せ元々ただの衣裳師だ。そう、当方はヴィクター氏に捕まってしまったのさ。まぁいろいろあってね」
「ふむ、よかろう。君の乾き具合ならば、花弁一枚程度で大丈夫だ。食べて行くといい」
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トラプント/男性/意外と中年
身長:141センチ/一人称:当方/二人称:君、お前、等々
イルストラード銀行【illust/73532280】で吸血種に対して銀行業務とは違う特別窓口を開いている中年。
織った血布で作ったアーティフィシャルフラワーを部屋中に飾り、深紅の薔薇の部屋になっている。
吸血種以外では融資の相談を受けているが、その担保は本人の身体限定。定期的に利子として死なない程度の血液を糸巻きしている。
本人が血を残さずに死んだ場合、その返済義務は家族(もしくは親しい人)に及び、金額分例え死のうとも血糸で回収する。
本人が生きていても、本人の価値以上の融資を受けた場合も家族等に返済義務を負わせる。
液体を糸に変える能力を持つ精霊種。色々と職を転々とし、いろいろあってヴィクターの下に落ち着いた。
液体であれば何でも糸にできるため、勿論血液を糸にすることもできる。
この能力で作られた糸は、また液体に戻す事もできるが、蛇口から細々と零れる水のように戻るので、一度編むなり織るなりして布にした後、液体に戻すほうが効率が良い。
つまるところ、この布を服なり装備品なりに加工して持ち歩けば、血液をそのまま持ち歩くよりより効率的に携帯することができる。
簡単に言えば、周りを汚さない血液庫。
若かりしころは世界渡りをする流れ者だった。
2019-03-15 17:47:10 +0000