赫狗傭兵団バゥ=ワゥへと配給品を届けた丁度その時、
敵襲を受けたと声があがった。
すぐに補給が必要な人物が見つかっていないことに焦りを感じたものの、
敵襲という言葉に少年は足がすくんでしまった。
敵と対峙したときの戦慄が想起されたのだ。
だが、決意したではないか。一人でも帰還できるように、届けるのだと。
涙を堪え、少年は再度駆け出した。
そして見つけた、敵と退治するその背中を。
「ビートビートさん!お届け物です!」
『はぁ? 誰だ? こんなときに何を-』
「魔力を回復するタバコです!」
すぐそこに敵がいる。
それだけで、少年は縮み上がるほどに恐怖を感じていた。
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■変遷(三章)
【illust/73547333】
→【illust/73601738】
→【ここ】
■補足
こちら【illust/73601671】に合流させていただいた感じです。
戦闘の助けはできないけれど、魔力不足をちょっとは支援できるかな、と思い立ってしまいまして。
また、勝手ながら赫狗傭兵団バゥ=ワゥさんからドラクボーンへ配達の依頼があったとかそういう感じの設定にしてますが、
展開等問題ありましたらパラレル扱い等で対応いただけると幸いです。
戦闘中全然役に立たない雑魚キャラですが、回復薬とかはカバンの中に詰め込んでます。
勝手に入ってるもの作って、持っていって構いませんです。
■リンク関係
お借りさせていただきました。
赫狗傭兵団バゥ=ワゥ ビートビートさん【illust/73038734】
悪魔のお茶会 ジキル・アークスさん【illust/73075883】
ちょっとだけ魔力回復するタバコ【illust/73615864】
場違いな少年。けれど、これが少年の戦い。【illust/73547333】
【企画目録】pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
【第三章】 崩れゆく均衡【illust/73530836】
2019-03-10 13:42:43 +0000