「貴方はどうして此処(テイル)へ?」
「ちょっとなぁ...敵に味方したのを他の奴に見られててなぁ...増援としてこっちに飛ばされたのサ」
手枷をつけられたグールは話す。
「そうですか...でも貴方はこのテイルグラスを見て感動しています、悪い人には見えませんね?」
「ハハ、どうかなァ。今でも嘘はついてるけど。まぁ俺は敵さんに情報なんか流したりはしてねぇけどナ!でも団長達としばらく顔合わせなくて良いから、気楽でいいヤ」
「貴方にもお仲間さんがいるのですね」
「仲間?そんなんじゃねぇヨ!団長はしたいことバッカリで俺を人と同じような扱いでこき使うシ、アカはいきなり姿変わったと思ったら飯を作れと頼って来てウルサイ。
ライオットはちいせぇから細かい作業しか頼めねぇシ、ラドはシャキっとしねぇから何しても許しちまウ。
マッカレルはこの前グラサン壊して帰ってくるから心配したゾ!ウルスは作ったケーキをたいそう気にいっちまったから、また作ってやらなきゃならネェ。
他にモ、あいつモ、こいつモ、どいつモ、煩いんダ。俺、ずっと人として扱ってもらえなかったのにあいつら平気で俺のところニ来るんダ...だから嫌いなんダ。
俺はこの国が嫌いだしここの奴らも嫌いって言ってるのニ。皆みんな大嫌いダ!」
「...良いお友達を、持ったんですね」
グールはメンバーの悪口にならない文句をいいながら泣いていた。
「コレ、一つ買っても良いカ?」
「ただのビー玉ですよ?壊れにくくはなっているので、ちょっとの衝撃では割れませんが...」
「良いんダ、俺みたいなのにはコレで良いんダ...」
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テイルにいる諸事情の理由。
疑われからの手薄になると判断された戦地へドナドナでした。
戦闘ではノー手枷でいつも通りです。
アメのガラス工房さん【illust/73552544】にて、ビー玉を購入させていただきました。
お土産にして帰ろう。
お借りしました、
アメさん【illust/73552544】
Dさん【illust/72938288】(服は三章仕様)
A-kα02さん【illust/73533482】
ライオットさん【illust/72964068】
ラドさん【illust/72937989】
マッカレルさん【illust/73025307】
ウルスさん【illust/73017807】
テイルグラス【illust/73549824】
ちゃんと帰ります、いじっぱり【illust/72938957】
(目はないけど涙は人間と同じ位置から出るらしい...)
2019-03-09 17:27:12 +0000