―――これは、我々に寄り添う力。
《ミネルヴァ商連、その一室》
「……足りる?」
「問題ない」
大量の鋼材、その他諸々―――武器開発に必要なものの仕入れリストだ。
社長の問いに、メビウス開発研究所所長ヴァイゼンは書類を吟味し頷く。
「いやしかしとんでもない量だ。流石はメビウスの資金力―――といったところか。よそが見たら目を回しそうだ」
「おや。出せば出しただけ確実に回してくれると分かっているからここに来ているのだよ?
……わたしはきみを信用しているんだ」
くす、と微笑むが目は笑っていない。
机を挟んで顔を合わせているのは、ミネルヴァ商連、その議長フローリアン―――表向きには。
社長は内心、この男を好ましく思っていない……が、それは置いておくとして。
「遊びではない。出し惜しみをして何になる。我々は"戦争をやっている"んだ」
―――これは我々に寄り添う力。
小さな者が弱いと決めたのは間違いなく他者だ。
勝手に嵌められた枠の中に収まる必要はない。
何も持っていなくても。何もかも奪われても。何もかもなくなってしまっても。
再び立ち上がるための。
―――我々"が"、支配するための力。
「勝たなければ意味がない」
◇
◇
◇
~って感じの漫画を描きたかったけど時間ないのでキャプションポエム芸しました~
三章出発前&お気持ち表明です。炉心武器についての話。
【ギルメンさんにお知らせ】
武器の開発力が強くなります。メビウスの資金力をもって、武器開発に必要なものを大量に仕入れたことにしました。パワーアップ描写とか改造とか、よかったら入れてください!
本気で燃やしていこうな!
※なんとセイエイ隊長も武器を壊さなくなる
◆お借りしたキャラさん
ミネルヴァ商連illust/73056343
フローリアン(アレクセイ)さんillust/72984446
こちらillust/73225437でご挨拶して頂いてるとあったので、お知り合いのていで描かせていただきました。
色々と「隠し持っている」感を察知してるので、ちょっと苦手という設定にさせていただきました。
ヴァイゼンくんillust/72938372
勝手に着替えさせてしまいました、よそのご挨拶はいつもヴァイゼンくんを連れてるイメージです。
「ところで何でいつも俺なんだよ」
「上のふたりは他所様で何するかわからないし……」
「躾って言葉知ってるか?」
/フランテュール社長illust/72937891
◆企画元:pixivファンタジア Last Saga illust/72934234
2019-03-06 16:55:00 +0000