※小説作品内で死亡済みです。
関連作品は以下の2作品となります。
剣の遺志・前編【novel/10848381】
剣の遺志・後編【novel/10862555】
「こうして貴様という好敵手に相見えた事。剣に感謝せずにはおれん。」
「我が研鑽成りし。そう思えた時、我輩はこの上ない至福に包まれる。」
「我が同胞よ。貴君は人の強さを目にしたことはあるかね?ある?そうか、良い巡り合いをした。
ないのであれば、『ウ~ン、まだまだ青いナ~』と言う所であった。青いのは我輩だがね。」
二つ名:千の剣(せんのつるぎ)
種族:酸泥(ウーズ)
概要:
一人称:「我輩(わがはい)」
二人称:「貴様、貴君」
三人称:~殿(基本形)、~君(非戦闘員の男性)、~さん(非戦闘員の女性)」
長き時を生きるエルダー・ウーズ。
本来は知恵を持たない下級種だが、人と同じ程の「自分」を持ち
努めて騎士道物語の騎士のような口調で振る舞う。
原始生物の本能と、死を恐れ理解する知性を同時に持つため
弱肉強食を是とするが、その死の如何に闘う意志の有無を問う。
向かってくるならば殺して喰らうが、かつて人に見逃された経験から逃げるものの背を追おうとはしない。
かつて己を討伐しかけた剣士の技に対し、命からがら逃げ延びてより感銘を受け
人間の知恵、知識、剣技を学び、いつしか剣を以て剣士を打倒し、その剣を喰らう事を誉れとした。
本性は巨大なウーズだが、努めて己の身体を人間大に圧縮。
人の鎧に身を収め、身体に溶け込んだ金属を抽出。かつて喰らった剣とその剣技を模倣、組み合わせて戦う。
「千の剣」とはあらゆる「剣」のカテゴリに収まる武器をその使い手の業まで模倣し
使いこなす様を、かつて決闘で斃れた剣士が評したもの。
人に興味を持たない、ただそこにあるだけの怪物であった時代は、「汚泥、ヒリダス」と呼ばれていた。
宿として借りている鎧は
【剣聖の息子達】の一人であった男性、「雪隠れのラヴァートリイ」のもの。
10年前に辺境伯の反乱鎮圧任務の際に死亡。享年32。
雪花の形をした鍔のある、二刀のレイピアを武器にする長身痩躯、長い金髪の伊達男で
「華麗さ」に対してことあるごとにこだわりを見せる男だった。
ノーザリア軍から逃げようとした辺境伯が踏み込んだ先
酸の沼地で彼は死んだ。
旧きものの領地に踏み込み、今にも殺されようとする辺境伯を庇い、
生かして下手人として捉えるため、戦士として名乗りをあげて。
こちらのギルドにおジャマさせていただきます。
【illust/73311431】
2019-03-06 11:18:15 +0000