「わぁ~すごい流れ星!」
「そうですね、すごくキレイです……」
「ねぇ、ルシェ兄」
「ん~?」
「わたし達、本当にまた会えるんでしょうか、お父さんとお母さんに」
「……なに言ってるのさ、会えるって絶対に!」
「でも、もう離れ離れになってから大分経ちますし、未だに戦争は続いてます、そんな中で本当に……」
「……ルネ、僕の目を見て、ほら」
「え……?」
「…………ぼくの目を見てさ、ぼくが諦めてるように見える?」
「…………」
「……いえ、そもそもルシェ兄、結構意固地でしたよね」
「そうでしょ?そうでしょ!」
「それにさ、今日はこんなに流れ星が降ってるんだから、願えば叶うんじゃないかな?」
「そうですね、それに……お父さんとお母さんも、この星空見てるかもしれないですね」
「絶対そうだよ、絶対に……じゃあ同時に、さ」
「ええ、同時に、願いましょう」
「「お父さんとお母さんにまた会えますように」」
「……そういえば、団長に言いました?ちょっと外出するとか」
「え?言ってないけど……どうしたの?」
「はぁ~……ルシェ兄はまた勝手に、わたしもその勝手に付き合ったって事になりますけどねこれじゃ……」
◆流星群の降る夜に【illust/73287130】
◇うちの双子【illust/73247739】
◇pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
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2019-03-03 13:19:45 +0000