■彼らは兄弟だった。生まれた時から一つの身に二つの魂を宿していた。
それが同じ形を成していなくとも、それが“何か”だったと言われても、エルダと共に育ち、迷い、時に喧嘩をし、助けてくれるそれは間違いなく兄弟であった。
「馬鹿にするな!こいつはノエルだ!ノ・エ・ル!私の弟だ!」
「エルダが姉ならボクは苦労性の弟だよ。いやうーん…妹でも心配なのは一緒かな。ごめんごめん。ほらエルダそんな喧嘩腰にならないで。」
■エルダ/155㎝・精霊族・人間でいうと15歳
体の主体人格。弓と剣を使う。身が軽く動きも素早い。いつもは頑張ってお澄まししているが気が短いので直ぐにボロがでる。一見少年のようにも見える。子供の頃はだいぶ荒れていたようだがエリオン王に会って自分達の存在価値を認められるようになった。精霊族の戦士として日々鍛錬を積んでいる努力家でもある。
■ノエル/
闇色をした姿をし、主にエルダの左目に居る。穏やかで落ち着いた性格。性別は不明だが弟ということになっている。エルダの体から離れることは出来ない。視野が広くエルダのサポートをしている。実態化も出来るが普段は霧状、あるいは顔面に留まっている。自分を大切にしてくれるエルダが大好きで、強がりな彼女を心配している。
思考や知覚を共有出来るが拒むことも可能。エルダが寝ていてもノエルだけ起きていることもある。ノエルが喋る時はエルダの中から発せられているような不思議な声でしゃべる。
2019-03-03 03:24:51 +0000