「神託です。焼けてください」
「神託です。燃えてください」
「神託です。神はあなたの死を望んでいます」
「そう、じゃあ神にも伝えてよ。僕もあなたの死を望んでいますと」
(神であろうとなんであろうと人からは望まれない身であることぐらい知っているとも)
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「ツジヤさん月凪団長が消息不明だそうです」
慌てた様子でかけてきた伝令役は半ば泣きそうだ。
それを聞いた兵たちにも動揺が走る。
「どうしましょう、どうしましょう」
「嘘だろ…団長がいないと俺たちは」
まぁ当然と言えば当然だろう
兵の大半はあれが拾った者たちであるのだから。
「何君たちは月凪がいないと刃も握らずここで無様に死ぬのかな?」
こういう役は本当に嫌だと思う。
「まだ戦は終わっていないだろう、さっさと戦闘に戻る!!
今の君らの仕事は目の前の敵に集中する事!!!」
「それとあいつを信じてやることだけだ」
横へと向き直り伝令役の労をねぎらってやる。
「ありがとう、君のおかげで余計なことをやらされた」
そいつの血は真っ赤だった。
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いつもと表情違いますが兵焚きつけるためだけのポーズです。
本来の出自を継ぐことになっていたらきっとこういうことも
してたんだろうなと思うとなんだか複雑な気持ちになるよ。
エンカウントありがとうございました(illust/73391609)
■金烏傭兵団:香月さん【illust/72957054】
うちの団長がこうきて(illust/73442073)こう(illust/73480626)
伝令はエルダーグランの兵が情報撹乱に来たという話。
月凪のやつしくじったなって思ってますツジヤ【illust/72980284】
2019-03-03 00:57:52 +0000