次なる戦いを前に主人イーサンとの合流を図るダイクン【illust/72987734】は
運び屋に頼んで自分が無事である事、次の戦況に合わせての指示をイーサンに求めようと文を出した。
「急ぎの伝言なら、能力者に頼めば頭脳通信(テレパス)で一瞬だと思うが?」
「申し訳ないが人の脳内は介したくない…」
「それともうちの歩行竜に乗って直接会いに行くかい?」
「いや、その必要はないんだ…」
見た目少女と見まごうような、けもの人の女性が面白がるように続けた。
「好きな人なら直接会いにいけばいいのに…
とも思ったが、こりゃ、愛が深すぎるってやつだねえ…」
謎の誤解を受けてダイクンは照れたような困った顔をしていたが、
やがて顔を引き締め直すと、
「私の独断で帰参するわけにはいかないのだ。
気持ちはありがたいが、私はヒトでな。自分の言葉で伝えておきたいのだ。」
「それにしてもこんな文字は初めて見たな。」
その光景を通りがかりの主従が見ていた。
「…あの人、エルダーグランの人なのかな?
あの装備、テイルの近衛兵に似ている気がする…」
「余計な詮索はいいから先を急ぐぞ」
急いであるじの姿を確認したい気持ちはダイクンも同じだった。
故郷を追われた日からいっときも安息の日は訪れていない。
最悪の中に最悪の事態を想定し続けて生きてきた。
その頃、ダイクンが見据えた森と山を越えた先、
イーサンはかつての仲間、そして兄弟と対峙しようとしていた…
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北方戦線より離脱してイーサンにコンタクトを取るという目的なので戦場タグは
ホースヒルとさせて頂きます。
↓運搬能力がある方を中心にお借りしました!
時系列や行動を束縛するものではございません。
口調とか違ってたらごめんなさい。
戦場違いなのにお借りした方すいません!パラレル扱いでお願いします!
ヴァルさんとクウ君【illust/73280776】
サニーヤさん【illust/72940317】
騎士と従者さん【illust/72988563】
モブ感かわいい…
2019-03-02 22:47:04 +0000