takazi氷柱を一気に駆け上り、一度だけ大きく息を吐きだす。
眼下には戦う仲間達とそれと渡り合う敵の強者達、その中にちらちらと見える緑の旗。
小ぶりの斧を握りしめ、狙いを定めて蹴り出す。
体が宙に躍り出て一瞬の浮遊感、その時
「－－－覚悟っ！！」
いつかの少年兵が口にした言葉がするりと自分の口から出て
そして気づいた。
————ああ君に、自分が足りないばかりに本当にすまないことをした
あの時、音を立てずに切りかかる事もできたはずなのに、
相対する敵に一人の戦士として、対等に見てほしくて、
けれどもう愛しい人の元へ帰れないかもしれないと、体が竦みそうになる心細さから自分を奮い立たせて
君は声を上げたんだ——————
ままま間に合ったーー！！
前回の戦い（illust/73429383）から挽回すべく覚悟きめてモブ兵さんへ切り込みダイブ！おりゃー！
自キャラ：illust/73129341
企画元（pixivファンタジアLastSaga）：illust/72934234
第2章：illust/73279466
2019-03-02 08:39:45 +0000